佐々木朗希の全成績【大船渡高校 甲子園への道】軟式野球出身の150キロ右腕

100回の記念大会となる平成30年の夏の甲子園大会予選が各地で行われています。

岩手県大会では、県立大船渡高校のU18日本代表候補、佐々木朗希投手(2年)が、154km/hをマークするなど噂通りの剛腕ぶりを披露。

盛岡三高を、9回4安打11奪三振2失点に抑えて完投勝利。

34年ぶり2度目の甲子園出場へ好スタートを切りました。

 

佐々木 朗希(ささき ろうき)

生年月日 2001年(平成13年)11月3日
年齢 2018年7月現在、16歳
身長 189cm
体重 81kg
投打 右投右打
ポジション 投手
中学 大船渡市立第一中学校
高校 岩手県立大船渡高校

 

中学軟式野球から甲子園を目指す

佐々木朗希選手が卒業したのは、こちらの中学校です。

大船渡市立第一中学校

中学時代に、すでに141km/hのスピードボールを投げていたという佐々木朗希投手。

しかも、軟式でこのスピード。

さらに、50m 5.9秒という俊足。

 

当然ながら全国の強豪私立高校から誘いを受けます。

甲子園の常連校からも熱い勧誘を受けたにもかかわらず、佐々木朗希くんは、地元の公立高校に進学します。

その理由は

「中学の野球が楽しくて。その仲間と一緒に甲子園に行きたい」

 

才能のある子どもは早くからリトル、シニアで硬式野球を始める子供が多い中で、中学卒業まで硬球を握ることなく、軟式野球部でここまで評判になることは、非常に珍しいパターンですね。

 

岩手県立大船渡高等学校

高校入学後、1年生で147km/hを記録するなど、すぐに評判となりました。

 

1年生でベンチ入りした夏の甲子園岩手県予選。

2回戦の盛岡北高校戦の、8回2死二、三塁、4-3の1点リードの場面で公式戦初登板しています。

この一打逆転のピンチに、三振の取れる投手ということで緊急登板した佐々木朗希選手は、140km台のスピードボールで見事にこのピンチを切り抜けます。

9回も無得点に抑え、1回3分の1を無安打無失点という見事なデビューでした。

 

しかし、続く3回戦では、登板のないまま花巻東に3-2で敗れます。

こうして1年の夏は終わりました。

 

第70回秋季東北地区高等学校野球岩手県大会

春の選抜を目指す秋季大会で、勝ち上がって東北大会で上位に入れば選抜の有力候補となります。

大船渡3 – 2釜石商工

大船渡8 – 0住田

大船渡5 – 4釜石

盛岡中央4 – 0大船渡

 

大船渡高校は、盛岡中央高校に4-0で敗れて選抜大会への出場の夢は断たれました。

佐々木朗希選手は、背番号20でベンチ入りしたものの、この試合で当番の機会はありませんでした。

国保陽平監督は

「試合をつくるという意味では、現時点で2年生の方が上だった」

 

その後の公式戦の結果

2017.10.28
いわて国体記念 第1回1年生野球交流岩手県大会

水沢4 – 3大船渡

 

2018.05.04
第65回春季東北地区高等学校野球岩手県大会

大船渡9 – 2大船渡東

 

2018.05.07
第65回春季東北地区高等学校野球岩手県大会

大船渡9 – 7釜石

 

そして迎えた夏の甲子園・岩手県予選

189cmと成長した長身からセットポジションで投じるスピードは150km台をコンスタントに記録するまでに成長しました。

 

盛岡三高戦に先発し、初球にいきなり153km

ところが、2回に人生初となる本塁打を打たれました。

 

ここで火が付いたのか、次打者の3球目と4球目に、自己最速の154kmを記録しました。

「前の打者に小中高で初めてホームランを打たれていたので、悔しかった。

ヤバいなと思ったので、ギアを上げた」

 

球種は、ストレートとカーブに加えて、130km台のフォークボールも習得し、三振を取る大きな武器となっています。

この1年間、成長痛に苦しみながらも地道なトレーニングと、1日5回の食事で体作りをしてきたといいます。

 

まだその大きな体を十分に使えるようにはなっていないようですが、なんといっても高校2年生。

これからの飛躍を期待しつつも、無理をして潰れてしまわないように、慎重な育成を願いたいと思います。

そして、その結果が甲子園につながれば・・・・楽しみですね。

 

U18高校日本代表候補

佐々木朗希選手は、第12回BFA U-18アジア野球選手権の高校日本代表候補にもなっています。

第12回BFA U-18アジア野球選手権

日程 9月3日(月)~9日(日)
球場 KIRSHIMAサンマリンスタジアム宮崎、アイビースタジアム
参加 8カ国・地域
試合数 22

監督は、報徳学園前監督の永田裕治監督。

夏の甲子園終了後に最終メンバーが発表となります。

2年生で選ばれるのは非常に難しいとは思いますが、こちらも期待したいですね。

 

大船渡高校と甲子園

かなり以前から甲子園は、私立高校が強化のために選手をスカウトして集め、恵まれた練習環境で鍛えられるため、公立高校の出場は年々難しくなっています。

岩手県でも、花巻東、盛岡大附、一関学院、専大北上などの私学が甲子園への出場が多く、公立高校は、1994年に盛岡第四高校が夏の甲子園に出場したのが最後。

23年間も公立高校の出場はありません。

 

大船渡高校の甲子園出場は、春1回、夏1回。

ともに、1984年(昭和59年)のことでした。

1年前の夏の大会で桑田・清原が1年生ながら優勝したPL学園が絶対的な優勝候補だったこの大会。

 

初の甲子園となった春の選抜大会では、旋風を巻き起こして、ベスト4に進出しました。

○4-0 多々良学園
○8-1 日大三島
○1-0 明徳

準決勝で、東京都代表の岩倉高校と大熱戦。

9回裏にエース金野投手がサヨナラホームランを浴びて1-2のサヨナラ負けを喫するものの、東北でも無名の初出場の公立高校が大健闘し、大きな感動を呼びました。

ちなみに、岩倉高校は決勝戦でもPL学園を1安打完封で抑え、1-0で破り初優勝しています。

夏の大会は、1回戦で長浜高校に3-4で敗れています。

 

もし今年、岩手県を制して甲子園に出場できれば、実に34年ぶりとなります。

今後も目が離せません。


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