久保木愛弓・犯行の動機と手口【ヂアミトールの致死量】なぜ犯人特定できたのか

2016年に、横浜市の大口病院で、西川惣蔵さんと八巻信雄さんが相次いで中毒死した事件で、神奈川県警は、当時、看護師として勤務していた久保木愛弓容疑者を殺人の疑いで逮捕しました。

事件のあった病院はこちら

大口病院

神奈川県横浜市神奈川区大口通130

事件後に病院名を「横浜はじめ病院」に変えています。

事件が判明してから大口病院では、内部犯行である可能性が高いことを考慮して、入院患者の受け入れを停止。

さらに、当時の医師や看護士などの職員を全員退職させています。

完全に体制を一新して再スタートを切ったわけですね。

 

久保木愛弓容疑者

久保木 愛弓(くぼき あゆみ)

年齢 31歳
住所 横浜市鶴見区上末吉5丁目
学歴 神奈川県立秦野曽屋高校卒業
家族 不明

ネット上では自宅アパートも特定されているようです。

高校卒業後に看護専門学校に入学し、2008年に看護師免許を取得します。

看護学校を卒業後、大口病院ではない別の病院に勤めていたようです。

 

犯行の手口

亡くなった西川惣蔵さんと八巻信雄さんの体内からは「ヂアミトール」という消毒液に含まれる「界面活性剤」の成分が検出されています。

この「ヂアミトール」を点滴の際に、点滴側管から注射器によって注入して点滴液とともに体内に取り込まれたようです。

 

「ヂアミトール」とは

塩化ベンザルコニウムをエタノールで割ったもので、

塩化ベンザルコニウムは毒性の強い界面活性剤「逆性石けん」の一種です。

病院では消毒などに使用されますが、0.01%~0.1%程度に希釈して使用します。

経口投与は厳禁で、誤って体内に取り入れると死に至ることもあるといいます。

体内に取り込んだ場合、まずは痛みを感じ、皮膚や粘膜の炎症が起こる。その後血管中の水分が滲み出て全身に浮腫ができる。

浮腫が広がると、血液や細胞の水分が奪われてしまい脱水症状を引き起こす。

これが多臓器不全につながって最悪の場合、死に至る。

 

「ヂアミトール」の致死量

点滴によって体内に取り込まれたことが原因とみられていますが、どの程度の量が体内に取り込まれたのか、そもそも致死量はどの程度なのか?

医療現場では「ヂアミトール」の扱いについては十分に希釈して使用することは常識ですが、そもそも点滴で体内に取り込むという発想がないために、どの程度が致死量なのか、医療関係者もわからないようです。

 

被害者は20人以上?

神奈川県警は、6月29日から久保木愛弓容疑者を、任意で聴取を続けてきました。

そして、ついに

点滴にヂアミトールを入れたことを「間違いありません」と認める供述を始めたようです。

 

事件発生当時から、久保木愛弓は捜査本部からマークされていたのですが、起訴するために必要な証拠がそろっていないために逮捕に至っていませんでした。

捜査本部では、大口病院に勤務していた全員の白衣を調べました。

その結果、混入されたヂアミトールが白衣のポケット部分から検出されたために、久保木愛弓容疑者を犯人と特定したようです。

そして、久保木愛弓容疑者は

「同じような方法で20人以上、殺害した」という供述もしているとか。

 

大口病院の4階病棟では、事件が発覚する2ヵ月前から亡くなった患者が急増し、わずか2カ月間で48人が亡くなっています。

久保木愛弓容疑者は、このうち少なくとも西川惣蔵さんの死に関しての殺人の容疑で逮捕されています。

 

これが事実だとすれば、20人以上の連続殺人事件となります。

しかも、医療現場での事件ですので、被害者にとっては抵抗のしようもありません。

まさしく前代未聞の大事件に発展するかもしれません。

 

犯行の動機

犯行の動機について、次のように供述しているようです。

「自分の勤務中に患者が亡くなると、遺族への説明をしなければならず苦痛だった。

勤務を交代する看護師との引き継ぎの時間帯に混入させていた」

 

つまり、面倒くさい仕事を避けたいがために犯行を犯したということになります。

そのような理由で何の罪もない方がなくなってしまうとは。。。許せません。

 

実は、久保木愛弓容疑者は、2015年5月から大口病院に勤務していますが、以前勤務していた病院を辞めた理由が

救急に配属される可能性があって嫌だった

 

看護師になってはいけない人だったというより、社会人として仕事ができる人ではなかったのです。


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