小島一朗容疑者は自閉症【親族の証言】新幹線の安全対策は

2018年6月11日

6月9日午後9時50分ごろ、神奈川県内を走行中の東京発新大阪行きの東海道新幹線「のぞみ265号」(16両編成)内で、乗客3人が刺されて小田原市内の病院に運ばれました。

男性1人が首の右側を切られて死亡し、20代とみられる女性2人が頭や肩に重傷を負いました。

事件の概要

のぞみ265号

東京駅を 21:23に14番線を出発。

新大阪駅に 23:45着予定でした。

東京駅を出発後、品川駅と新横浜駅に停車。

品川駅発 21:30発

新横浜駅発 21:42発

この時点で乗客は、約880人。

 

21:47ごろに車内で非常ブザーが鳴ります。

そして男性乗客から

「包丁を持った男がいる。1人がけがをしている」

との110番通報がありました。

 

事件が起きたのは16両編成の12号車。

現場には少なくとも二本の刃物が残されており、ナタのようなものだったようです。

 

その後、のぞみ265号は、小田原駅で緊急臨時停車し、駆けつけた県警小田原署の署員が、加害者である男を殺人未遂容疑で現行犯逮捕しました。

 

小田原駅

 

特別警戒中などは新幹線にも鉄道警察隊が乗り込むことがありますが、小田原駅で逮捕されたということは、乗り込んではいなかったのでしょう。

ということは、事件発生から小田原駅で逮捕されるまでの間、犯人は拘束されず車内に残っています?

車内はパニックだったという情報もありますが、不安な時間を過ごしたことでしょう。

 

12号車の乗客を11号車、13号車に移動して、警察が現場検証のために約3時間停車。

日付が変わった10日午前0時50分過ぎに、ようやく小田原駅を出発しました。

大阪駅に到着したのは午前3時近くではないでしょうか?

 

犯人は、小島一朗

小島一朗 容疑者

住所 愛知県岡崎市蓑川町
出身地 愛知県一宮市出身
年齢 22歳
職業 無職
学歴 定時制高校卒業

愛知県岡崎市蓑川町

のぞみ265号に、東京駅で乗り込んだという小島容疑者。

乗客の証言によると

2列シート通路側に座っていた小島一朗容疑者が、突然立ち上がり、隣席の女性を無言で切りつけました。

その直後に、男性が「やめろ」と止めに入ったことが確認されています。

止めに入った男性と、小島一朗容疑者がもみ合いになったということで、亡くなった男性がこの止めに入った男性である可能性が高そうです。

警察官が新幹線に乗り込んだ時、小島容疑者は、仰向けになって倒れている死亡した男性の上にまたがるようにしてしゃがみ込んでいたということです。

警察官が「立ちなさい」と促すと、抵抗することなく無言のまま連行されたということです。

現場の証言によると

「男は手錠をされ、大勢の警察官に囲まれて抵抗する様子もなく連行されていった。

メガネをかけ、茶色いズボンには血がべっとり付いていた」

小田原署の調べでは

被害者との面識はなく「むしゃくしゃしていた。誰でもよかった」と容疑を認めているということです。

 

小島一朗は自閉症だった

小島容疑者は自閉症と診断され、昨年2~3月には岡崎市内の病院に入院していたことがわかっています。

自閉症とは

先天的な発達障害の一つで、3歳位までに次のような特徴が表れます。

①他人との社会的関係の形成の困難さ

②言葉の発達の遅れ

③興味や関心が狭く特定のものにこだわる

枢神経系に何らかの要因による機能不全があると推定されます。

出典:http://www.mext.go.jp/a_menu/shotou/tokubetu/004/008/001.htm

 

一言で自閉症と言っても、細かく分類され

知能指数が高い高機能自閉症」、そのなかで言語発達の遅れがない「アスペルガー症候群」

知能や言葉の発達の遅れがある「カナー症候群」などがあります。

専門家でないとその診断は難しく、小島一朗容疑者がどんな診断を受けていたのかわかりませんが、強いこだわりが他者への暴力となって現れることもあります。

 

小島容疑者は、定時制高校卒業後に、職業訓練校へ進学しています。

その後、埼玉県内の会社に就職しましたが、約1年後に退職。

退職理由は

「人間関係が合わない」

自閉症であったことと関連はありそうですね。

 

周囲の理解とサポートがあれば、社会生活を問題なく営むことが可能なのですが、そこが難しかったのかもしれません。

小島容疑者は、実家の両親とトラブルがあり、2016年4月ごろから愛知県岡崎市の伯父と同居していました。

自閉症の子どもに対する親の接し方は難しく、専門医の指導の下に、適切な言葉かけをしないと、良好な親子関係の継続が難しいことはよくあります。

小島容疑者のご両親がどうだったのかわかりませんが、こだわりが強く親の言うことをなかなか聞かない子どもに対して、幼いころに力で押さえつけるようにすると、体の成長とともに親への暴力となって現れることもあるようです。

 

医療機関へ入院していたとのことですので、そこで何らかの治療が行われていたことは間違いなく、未然に防ぐ手段がなかったのか。

残念でなりません。

 

小島一朗の親族

愛知県岡崎市で同居していた57歳の伯父がマスコミの取材に答えています。

2階の部屋に引きこもってパソコンを触っていたということで

「自分は価値のない人間だ。

自由に生きたい。

それが許されないのなら死にたい」

と話していたようです。

 

今年1月になって「旅に出る」と言い残し、自転車に乗って家出。

それ以前にも何度か家出したことがあったということで、家出後もときどき別の親族へ連絡があったようです。

その際にも居場所は明かさず、どこで何をしていたのかは不明です。

 

小島容疑者の伯父によると

「おとなしい、静かな性格だった。

人に危害を加えることはこれまでなかった。

事件を起こしたことは信じられない」

ネットでの反応

新幹線の安全対策は

今回大きな議論となりそうなのは、JRの安全対策。

2015年6月30日の東海道新幹線火災事件の際にも議論がありましたが、航空機のような手荷物検査が必要ではないか。

あるいは警察官を乗り込ませてはどうか。

しかし、過密スケジュールの新幹線。
もちろん東京駅は新幹線専用駅でもなく、施設的にも、時間的にも、人員的にも手荷物検査を実施するのは無理があります。

いや、無理ではないのでしょうが、そのための人件費を運賃に上乗せし、航空機のように1時間前に駅に到着するというスケジュールを利用客が納得するかどうか。

通勤、通学に利用されている実態も考え合わせると、事実上無理でしょう。

また、鉄道警察隊を新幹線に同乗されることは無理ではありませんが、人員の数からしてすべての新幹線に乗ることは不可能。

各都道府県の警察官は、乗車中に管轄が異なるという問題点もあり、こちらも現実的には難しいでしょう。

例えば、次の停車駅まで1時間以上あるような区間だけでも、鉄道警察隊が同乗するというくらいならば可能かもしれません。

のぞみならば、事件が起こった新横浜-名古屋が約1時間20分。

東京駅で乗り込んだ小島一朗容疑者ですが、次の停車駅までの時間が短い新横浜までは事件を起こしていません。

完全な対策ではありませんが、今できることをやっていくしかないのではないでしょうか。

 

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