松本文明は議員辞職すべきか【暴言の数々】安倍首相の子飼い議員

2018年2月1日

松本文明副大臣は26日午後、総理大臣官邸で菅官房長官と会談。

首相官邸で安倍晋三首相に辞表を提出し、受理されました。

松本 文明(まつもと ふみあき)

生年月日 1949年(昭和24年)3月25日
年齢 2018年1月現在、68歳
出身地 広島県世羅郡甲山町
小学校 広島県甲山町立東小学校
中学校 世田谷区立奥沢中学校
高校 世田谷学園高等学校
大学 明治大学政治経済学部第二部政治学科
前職 東京都議会議員
所属政党 自由民主党(細田派)

松本文明氏の父親は、文明が2歳の時に事業に失敗して、母と文明を残して夜逃げしてしまいます。

母も文明が小学校2年生のときに生活の自立のために上京します。

温かい家庭での生活をおくることなく成長した松本文明氏は、小学校卒業と同時に上京。

六畳一間の日当たりの悪いアパートで、4年ぶりに母親と一緒に暮らすことになりました。

大学を二部(夜間)を選んだのは、昼間に働きながら母親に負担をかけないようにということからでした。

 

政治家としての歩み

東京都議会議員

政治家を志し、衆議院議員高橋一郎秘書となった松本文明。

1985年に、自民党から都議会議員選挙に出馬し初当選を果たし政治家としての第1歩を踏み出しました。

1985年~2001年に4期務め、都議会自民党幹事長等も歴任するなどして、国政を目指します。

 

衆議院議員

初の国政選挙は2003年

第43回衆議院議員総選挙に東京7区から自民党公認で出馬します。

民主党公認の長妻昭氏に敗れ、落選しました。

 

2005年

第44回衆議院議員総選挙に再出馬し、前回破れた長妻氏を破り初当選を果たしました。

 

2009年

第45回衆議院議員総選挙に現職として出馬。

しかし、前回リベンジを果たした長妻氏に敗れて再び落選。

 

2012年

第46回衆議院議員総選挙に出馬。

宿命のライバルである長妻氏に敗れたが、比例復活で再選を果たしました。

 

2014年

第47回衆議院議員総選挙で、長妻氏にまたもや敗れるも、比例復活で3選を果たしました。

 

2017年

第48回衆議院議員総選挙で、長妻氏に敗れますが、比例復活で4選。

6回の総選挙で長妻氏に敗れること5回。

今後も長妻氏との戦いが続くことでしょう。

 

経歴

2013年

第2次安倍内閣で総務大臣政務官兼内閣府大臣政務官

 

2015年

第3次安倍第1次改造内閣で内閣府副大臣

 

2016年

自民党内閣第2部会長

 

2017年

第3次安倍第3次改造内閣で再び内閣府副大臣

 

やじで引責辞任

松本文明副大臣の辞任は「やじ」に対する引責とされています。

 

1月25日 衆議院の代表質問で、共産党の志位委員長が質問に立っていたときのこと。

先日の米軍機からの部品落下事件について、米軍機の事故や不時着を

「危険な基地が沖縄にある限り、危険は変わらない」

として、普天間基地の無条件撤去、辺野古新基地建設の中止、沖縄からの海兵隊の撤退を主張していました。

 

この主張自体は、共産党の政治的なスタンス通りであり、特別なものではなかったのですが、松本文明が志位委員長に対して、ヤジを飛ばします。

「それで何人、死んだんだ」

 

共産党の小池書記局長は

「死者が出なければ事故が起きてもいいと意図しているなら重大な暴言だ」

と強く反発

 

自民党内でも、1月28日公示・2月4日投開票となる沖縄県名護市長選挙を控え、この発言を許容することは出来ないという雰囲気がありました。

事実上の更迭といえます。

 

安倍晋三首相は松本文明氏に

「緊張感を持って対応してもらわないと困る」

と厳しく注意。

 

松本文明氏のコメント

「沖縄県民ならびに国民の皆様に迷惑をかけた。

おわびするしかない。

普天間飛行場の危険を少しでも除去したい。

名護市に移すことが今まで犠牲になった人に報いるという思いがあった。」

 

なお、議員辞職については否定。

議員としての活動は続ける意向です。

 

松本文明の暴言

松本文明議員といえば、2年前にも暴言により更迭されています。

 

2016年4月14日 熊本県地震が発生。

マグニチュード7.3

震度7が観測され、その被害は甚大でした。

死者 247名
負傷者 2,783人
避難者数 183,882人
被害総額 4兆6000億円

松本文明松本内閣府副大臣は、現地対策本部長として地震の発生直後に熊本入りしました。

被災地で政府側トップとして国や県との調整役として乗り込んだのです。

 

被災地入りした松本文明副内閣相は、蒲島郁夫熊本知事と面会するなり、

「今日中に青空避難所というのは解消してくれ」

蒲島知事は、不信感を露わにして

「避難所が足りなくてみなさんがあそこに出たわけではない。

余震が怖くて部屋の中にいられないから出たんだ。

現場の気持ちがわかっていない」

 

そして、熊本県庁で行われた政府とのテレビ会議で河野太郎防災担当相に食料の差し入れを要請します。

「食べるものがない。これでは戦えない。差し入れをお願いして欲しい」

当然ですが、被災地では食料や物資が不足し、被災した方々の多くは満足な食事がとれていないことが明白です。

 

さらに、自らへの配給がおにぎりのみだったことに腹を立てて

「こんな食事じゃ戦はできない」

 

そのうえ、地元の自治体職員に対しても、支援物資の配布について

「物資は十分持ってきているので足りているんだ。

被災者に行き届かないのは、あんたらの責任だ。

政府に文句は言うな」

 

やがて、熊本県や被災自治体からは、こんな声が聞こえてきました。

「松本文明副内閣大臣が震災対応の邪魔になっている」

 

政権側も非難の声を重視。

わずか5日間で現地対策本部長を酒井庸行氏と交代させました。

政権も松本氏本人も認めてはいませんが

事実上の「更迭」です。


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