西田厚聡の妻はイラン人の才女で学生結婚【死因は急性心筋梗塞】

東芝の社長、会長を歴任した西田厚聡(にしだ・あつとし)さんが8日、急性心筋梗塞(こうそく)のため東京都内の病院で亡くなりました。

経営不安の続く東芝のワンマン経営者として、ウエスチングハウス買収、さらに不正会計問題などのスキャンダルで相談役を辞任していました。

 

西田 厚聰(にしだ あつとし)

※「聰」は旧字体のため、報道では「西田 厚聡」とも表記されます。

生年月日 1943年(昭和18年)12月29日
没年月日 2017年(平成29年)12月8日
没年齢 73歳
出身地 三重県出身
高校 三重県立尾鷲高等学校卒業
大学 早稲田大学第一政治経済学部卒業
大学院 東京大学大学院法学政治学研究科修士課程修了

経歴は次の通り。

ものすごいですね。

まさに日本経済界の中心的人物でした。

1975年 東京芝浦電気入社
1984年 東芝ヨーロッパ上級副社長
1992年 東芝アメリカ情報システム社社長
1995年 東芝パソコン事業部部長
1997年 東芝取締役
1998年 東芝常務
2000年 東芝上席常務
2003年 東芝執行専務
2005年 東芝社長
2009年 東芝会長
2009年 日本経済団体連合会副会長
2010年 日本原燃監査役
2011年 STSフォーラム理事
2013年 総務省情報通信審議会会長
2013年 日本経済再生本部産業競争力会議代表幹事
2013年 高精度測位衛星サービス利用推進協議会会長
2013年 国際研修協力機構会長
2014年 東芝相談役
2014年 商船三井取締役
2014年 沖縄科学技術大学院大学学園理事

イラン人の才女と学生結婚

私学最難関の早稲田政経から東大の大学院という超エリートコースを進まれた西田厚聡さん。

当然、将来を嘱望されて大学院から東芝に入社して。。。

実は、西田厚聡さんが東芝に入社したのは31歳のときです。

東大大学院でのゼミ担任は、政治学の大家である福田歓一氏。

東大卒業生でも福田ゼミに入るのは至難の業といわれていて、早稲田から福田ゼミに入るというのは異例のことだった言われています。

 

そこでイラン出身で東大の丸山真男教授の研究室に在籍していた美貌で才媛の留学生・ファルディン・モタメディさんに出会います。

ファルディン・モタメディさんはイランでは名門の一族の家系で、日本留学で日本語はもちろん、英語も堪能という、とびきり優秀な方だったようです。

そして、二人は修士課程のときにイランで結婚式を挙げました。

 

東芝入社は奥さんのおかげ

実は、西田厚聡さんよりも奥さんの方が先に東芝で働いていたのです。

当時の東芝社長・土光敏夫の命を受けた深田文敏がイランで、海外拠点を作るための事業に携わっていました。

イラン資本と東芝が現地に合弁で設立したパース東芝です。

当時、日本企業にとって未知の土地といっていいイランでの創業は苦難を極め、特に通訳が不足しており、日本語とイラン語に堪能な秘書を必要としていました。

そこに西田夫人であるファルディン・モタメディさんが現地法人で働きたいと応募してきたのです。

学生結婚をした二人でしたが、当時は妻であるファルディン・モタメディさんはイランに帰国をしており、西田厚聡さんは東大大学院で「西洋政治思想史」を学んでいました。

ファルディン・モタメディさんの流ちょうな日本語は深田さんを驚かせ、秘書として採用。

実際に働き始めてみると、想像以上にとびきり優秀な秘書でした。

1年後、ファルディン・モタメディさんは、夫である西田厚聡さんから託された「私を雇って欲しい」という葉書を深田さんに渡します。

採用されれば二人でイランで暮らすことが出来ますからね。

正直なところ、深田さんは東大で「西洋政治思想史」の研究者という肩書から頭でっかちのひ弱な学生をイメージしていたそうで、採用するつもりはなかったといいます。

しかし、もし採用しなかったときに、目の前にいるとびきり有能な秘書が辞めてしまうかもしれない。

それは困るということで、やむなく採用したということです。

 

かくして西田厚聡さんは、31歳にして東芝入社します。

ここで採用を拒否されていたら、その後の西田夫妻の人生も東芝の運命も大きく違うものになっていたのでしょうね。

 

実際にイランで働き始めると、当初のイメージとは大きく違い、西田さんはよく笑い、話題が豊富で人間的な魅力にあふれる若者だったといいます。

自然とイラン人の輪の中に入っていけるような人柄で、カリスマ経営者の資質は当時からあったのですね。

東芝経営不振において、様々な批判もありましたが、謹んでご冥福をお祈りいたします。

 

西田厚聡さんの死因

今年に入って胆管がんの手術を受けるなど療養生活を送っていたという、西田厚聡さん。

直接に死因は、急性心筋梗塞と発表されています。

 

急性心筋梗塞

心臓に栄養を送る血管(冠動脈)が突然つまる病気です。

発症した3人に1人は、狭心症などの前兆がまったくないままに発症するといい、突然死の原因として多い病気です。

突然、激しい胸の痛みを感じ、その状態が15分以上続く場合は、急性心筋梗塞の可能性が大です。

心臓をとり囲む心筋に栄養を送る冠動脈がつまった状態のために、細胞が時間の経過とともに死んでいきます。

そのため、治療は一刻も早く始める必要があり、心筋梗塞の可能性を感じたら躊躇せず、すぐに救急車を呼ぶべきです。

ちなみに、心筋梗塞の初期には「心室細動」という危険な不整脈が起りやすくなっていますので、自分で車を運転して病院に向かうのはとても危険。

「心室細動」になった場合はAEDが必要になることもあります。

近くにAEDが備えてある場合は、用意しておきましょう。

最近では大型マンションなどでは管理室に常備している場合が多いです。


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