男の更年期障害克服!ホルモン補充療法のクリニック、ホルモン注射の副作用、漢方薬は?

5月9日のクローズアップ現代で「がんや認知症も!?コワ~い“男の更年期障害”」が放映されました。

男にも更年期障害があることは知られていますが、がんや認知症にもつながる恐れがあるという内容で、自分の身を顧みて考えさせられる内容でした。

「疲れやすい」「元気がでない」「イライラする」

出典:ゆうしん内科クリニック

私は楽天家なので、滅多に「イライラする」というストレスを感じることはないのですが、さすがに年とともに「疲れやすい」と感じることは増えてきました。

番組では加齢のせいではなく、男性ホルモン低下に原因があるとのこと。

それでは、男性ホルモンを増やしてあげればいいんじゃない?

ということで、調べてみました。

 

ホルモン補充療法

男性ホルモンはいくつか種類があり、総称してアンドロゲンと呼ばれ、とくに精巣(睾丸)から分泌されるテストステロンが主なものです。

このテストステロンを体内に直接注入する治療を、「ホルモン補充療法」といいます。

いわゆる「ホルモン注射」と言われるものも、この治療法の1つです。

そういえば、84歳の冒険家にしてスキーヤーの三浦雄一郎さんは、定期的にホルモン注射を打って、若さを保っているらしいです。

日本ではまだ、「なんだか怪しそう」というイメージがあることも事実ですが、欧米などの医療先進国では非常にポピュラーな治療法で、更年期障害の治療のスタンダードになりつつあると言っても過言ではありません。

 

また、「治療」というと病気にかかっているようなイメージですし、疲れやすいのは年のせいであって病気じゃないんだからと、積極的にクリニックに足を運ぶことをためらってしまう気持ちはよく理解できますね。

しかし、日本ではホルモン補充治療についての認知度が極端に低く、アメリカで、テストステロンを使った治療を受けた人が約400万人以上がとされるのに対して、日本ではわずか2万人程度と言われています。

これは東南アジア諸国と比較しても低い認知度であり、国際的にみると日本はホルモン後進国であることは間違いありません。

 

ホルモン補充を行う際は、専門のクリニックへ

ホルモン補充治療で気をつけたいのは、ネット販売などで入手できるテストステロンの経口薬です。

これらの中には、肝臓に害を及ぼす毒性があるものも多く、手軽に入手できるからといって専門医に処方された以外の薬は絶対に使用しないでください。

日本でホルモン補充療法を行っている病院やクリニックはまだ多くない状況ですが、専門的に研究を進めている機関はもちろん存在しています。

その一部を紹介します。

 

 

注射によるホルモン補充

男性ホルモンを司るテストステロンは、朝は高くて夜に低くなり、夜間眠っている間にまた貯まっていくというサイクルになっています。

注射治療は、1回の注射でテストステロンの値を上げ、効果を実感できることができます。また、その治療効果も約1週間持続します。

自分の体の状態を正確に把握して、体のリズムに合わせた投与をすることが大事です。

そして、それはキチンと数値化をしたデータに基づいて行うべきものです。

自己判断で行うのではなく、必ず専門医師の指示に従ってください。

 

塗り薬やゲルによるホルモン補充

テストステロンの塗り薬だと注射のような痛みもなく、本来の男性ホルモンの変動に近いサイクルを自然な形で保つことができます。

テストステロン製剤は、「ホルモンそのもの」で、副作用も少なく、専門医師のもと正しい治療をおこなえば安全に効果を得ることが可能です。

 

ホルモン補充治療の副作用について

ホルモン補充治療による効果も、ある程度の期間が過ぎれば、薬効成分が切れます。

そのときに急に元気がなくなってしまうこともあります。

その浮き沈みが逆に不安感を助長してしまう方もいるようです。

 

人間の体は本来、足りなくなったものを補おうとする力があり、外から強制的に与えすぎると、体内でその物質を作りだす力が衰えてしまいます。

例えば、ビタミン剤を毎日服用すると、体内でビタミンを作り出す力が衰えてします場合があるのです。

注射にしても、塗り薬にしても、一定期間、補充として投与を行う分は相応の効果が期待できますが、長い期間頼りすぎると、身体が自分でテストステロンを作ろうとしなくなってしまう場合もあります。

 

もっとも注意すべき副作用として、次の2点を特に気をつけなければなりません。

  • 前立腺がんがあると進行させる
  • 睾丸が萎縮するため精子に生産が減少する

 

また、男性ホルモンへの過剰な期待によってEDの改善や、筋肉増強剤のような効果を期待して治療を希望する方もいるようですが、それはホルモン補充治療とは別の領域の話になります。

 

男性更年期障害に効く漢方薬

上記の治療が合わない場合、漢方薬という選択肢もあります。

漢方薬はその特性上、ある程度の期間は継続使用する必要があります。

そして、他の治療と併用すると、効果が打ち消し合うようなケースがありますので、漢方薬であっても、専門医の指示に従って治療することに変わりはありません。

男性の更年期障害で処方される漢方薬の一例をあげておきます。

 

昔は元気だったのに、急に老けこんだ感じで元気がなくなった

『六味丸(ろくみがん)』

『八味地黄丸』

『牛車腎気丸』

 

老け込んだ感覚は少ないのに、肉体的疲れがいつまでもとれない

『柴胡加竜骨牡蛎湯』

『桂枝加竜骨牡蛎湯』

『抑肝散(よくかんさん)』

『加味帰脾湯(かみきひとう)』

『酸棗仁湯(さんそうにんとう)』


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