貴公俊、暴行事件で休場か【双子関取】弟・貴源治も十両

大相撲を揺るがした貴乃花親方と協会の争いもまだ続いていますが、次なる事件が起きました。

大相撲の東十両14枚目、貴乃花部屋の貴公俊(たかよしとし、20)が18日、春場所の8日目の取組後、支度部屋で付け人に暴言を吐きながら、複数回、顔などを殴打していたことが目撃した関係者らの話で分かった。

(出典:朝日新聞)

なんと、今度は弟子が暴力事件を起こすという不祥事。

被害者が付け人ということなので、部屋をまたいでのもめごとには発展しないものの、暴力に絶対抵抗する姿勢を見せた貴乃花親方がどう処理するのか。

そして、相撲協会は?

注目されます。

貴公俊 剛(たかよしとし つよし)

本名 上山 剛(かみやま つよし)
生年月日 1997年(平成9年)5月13日
出身地 栃木県・小山市
小学校 境町立境小学校
中学 境町立境第一中学校
身長 186cm
体重 126kg
血液型 O型
最高位 東十両14枚目(2018年3月場所)
得意技 右四つ、寄り
初土俵 2013年3月場所

双子の力士として知られ、兄弟で初切(しょっきり)を担当していた時期もあります。

双子の弟は、貴源治(貴乃花部屋)

2018年3月場所に念願の新十両に昇進し、今場所が新十両として初めての場所でした。

 

ちなみに、弟の貴源治は現在、東十両10枚目。

史上19組目の兄弟関取ですが、双子での関取は長い大相撲史でも初めてのことです。

 

小学校時代には、サッカー、空手。

中学時代は、バスケットボール部で活躍し、県選抜に選ばれて全国3位に入賞したというスポーツマン。

中学時代には、部活動以外でキックボクシングも経験しました。

中学3年生の時、父親に勧められて弟と一緒に貴乃花部屋へ体験入門。

2013年(平成25年) 中学卒業と同時に、兄弟そろってに貴乃花部屋に入門しました。

 

当時のことを貴乃花親方は

「相撲は未経験でも体格がよかったので、おもしろいかなという期待感はありました」

 

2018年初場所後の番付編成会議にて、弟に遅れること5場所で新十両に昇進。

貴乃花親方は、次のように祝福しました。

「未経験でよく5年で上がれた。悔しい思いもあったろうが、腐らずよくやってきた」

 

弟・貴源治

貴源治 賢(たかげんじ さとし)


貴公俊(左) 貴源治(右)

本名 上山 賢(かみやま さとし)
生年月日 1997年(平成9年)5月13日
年齢 2018年3月現在、20歳
出身 栃木県小山市
身長 191cm
体重 163kg
初土俵 2013年3月場所
現在の番付 東十両10枚目
最高位 東十両10枚目
生涯戦歴 130勝97敗(30場所)

通算成績

117勝86敗(30場所)

2013年

初場所(一月)
春場所(三月) 前相撲
夏場所(五月) 西序の口13枚目 5勝2敗
名古屋場所(七月) 東序二段61枚目 5勝2敗
秋場所(九月) 東序二段25枚目 3勝4敗
九州場所(十一月) 東序二段46枚目 5勝2敗

2014年

初場所(一月) 西序二段9枚目 3勝4敗
春場所(三月) 西序二段26枚目 5勝2敗
夏場所(五月) 西三段目92枚目 3勝4敗
名古屋場所(七月) 東序二段91枚目 5勝2敗
秋場所(九月) 東三段目74枚目 6勝1敗
九州場所(十一月) 東序二段19枚目 4勝3敗

2015年

初場所(一月) 西三段目6枚目 5勝2敗
春場所(三月) 西幕下42枚目 4勝3敗
夏場所(五月) 東幕下37枚目 2勝5敗
名古屋場所(七月) 東幕下57枚目 4勝3敗
秋場所(九月) 東幕下47枚目 5勝2敗
九州場所(十一月) 東幕下28枚目 1勝6敗

2016年

初場所(一月) 西幕下53枚目 6勝1敗
春場所(三月) 西幕下38枚目 3勝4敗
夏場所(五月) 西幕下45枚目 3勝4敗
名古屋場所(七月) 西幕下53枚目 6勝1敗
秋場所(九月) 西幕下24枚目 2勝5敗
九州場所(十一月) 東幕下39枚目 4勝3敗

2017年

初場所(一月) 西幕下30枚目 6勝1敗
春場所(三月) 東幕下11枚目 2勝5敗
夏場所(五月) 東幕下25枚目 4勝3敗
名古屋場所(七月) 東幕下21枚目 4勝3敗
秋場所(九月) 西幕下15枚目 4勝3敗
九州場所(十一月) 西幕下11枚目 4勝3敗

2018年

初場所(一月) 東幕下7枚目 5勝2敗

付け人への暴行

暴行事件があったのは、春場所8日目の3月18日のこと。

貴公俊は、取組前に土俵下の控えに入るのが遅れて花道を走って入場してきました。

その場で、審判員の境川親方(元小結両国)に注意されます。

 

どうやら、付け人が土俵入りを伝えるタイミングを間違えて遅れてしまったらしいのです。

通常、取組前の力士は支度部屋で四股を踏んだり、立ち合いの練習をしながら取り組みを待ち、付け人が声をかけて土俵下の控えに向かうのが通例です。

 

大相撲では十両からが関取と呼ばれ、付け人がつけられる。

当然、新十両という最も番付が下の関取の付け人は、部屋の最も若い衆が務めることになります。

貴公俊も新十両なので、付け人がついたのも今場所が初めて。

お互いに慣れていなかったのかもしれませんね。

 

しかし、付け人の不手際で注意されて土俵に上った貴公俊。

動揺していたわけでもないのでしょうが、大翔鵬に引き落としで敗れてしまいます。

ここまで3勝4敗で、この日に勝てば星を五分に戻せたところが、2つの黒星先行で苦しくなりました。

 

審判に注意され、取組でも負け。

腹の虫がおさまらない貴公俊は、付け人に怒りをぶつけて、殴りつけました。

支度部屋で見ていた人によると、殴ったのは5、6発

付け人は顔が腫れ、口の中を切って顔からだらだら血が流れていたといいますから、かなりの怪我をしたのではないでしょうか。

 

鏡山危機管理部長(元関脇多賀竜)が貴公俊を呼び出して確認したところ、本人は事実を認めています。

しかし、本人は殴ったのは2、3発だったと言っているようです。

 

まあ、興奮していたのでしょうから、何発殴ったのかなんて正確に覚えていませんよね。

おそらくは目撃談の方が正しいのでしょう。

 

貴公俊は休場するのか

日馬富士の暴行事件で被害者の親方として相撲協会幹部と対立を深めた貴乃花親方。

あろうことか、その貴乃花部屋の関取が本場所の控えで暴力事件。

貴公俊は、このまま新十両の土俵に上がり続けることが出来るのでしょうか。

相撲協会としては、調査を進める意向は示しているもののまだ具体的な処分は発表していません。

新十両で現在3勝5敗ですから、ここで休場すれば来場所は間違いなく幕下に陥落でしょう。

 

本人の気持ちとしては是が非でも出場したいところでしょうが、あれだけ世間を騒がせて、正義を貫く姿勢を示しながら弟子の暴力事件に対して、甘い処分を下せば、貴乃花親方の株は大きく下がること間違いなし。

親方として毅然と対処することが求められるのではないでしょうか。

 

今場所は休場して謹慎。

夏場所に再十両を目指して、稽古に励ませる。

これがベストだと個人的には思いますが、どうなるでしょうか。


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