いときん、肺腺がんで死去【闘病生活中にもレコーディング、ステージ】

人気ヒップホップグループ「ET―KING」のリーダー、いときん(本名・山田祥正=やまだ・よしまさ)さんが亡くなりました。

2018年1月31日、大阪府和泉市内の病院で息を引き取りました。

享年38。

 

ステージ4末期がんを公表

2017年6月に健康診断を受けた際にがんが見つかり、公表をしたうえで治療に専念していました。

そのときには、すでにステージ4の進行がんで、リンパ節や脳に転移していました。

事務所を通じて以下のコメントを発表していました。

7月26日から、大阪市内の病院に深部静脈血栓症の為入院しております。

そしてもう1つ、治療をしなければならない病気にかかっております。病名は肺腺がんです。

6月に健康診断を受けた際に発覚し、7月に細胞検査などをした結果、ステージ4の進行がんであることが分かりました。リンパ節、そして脳にも転移しております。

これから生命力を尽くし、家族、仲間と共に病気と向き合い、治療法を選択し専念していきたいと思っております。

ET-KINGいときんとしてのライブ活動はしばらく休ませて下さい。

ライブ関係者各位、イベンターのみなさまには、年内のライブにつきまして大変ご迷惑をおかけすることになりますが、事務所メンバー含め精一杯の対応をして参りますので、どうかよろしくお願い致します。

ET-KINGのリーダー、いち大阪のブルースマン、そしてHIP HOPのトラックメイカーとして、

自分の音楽、哲学に向き合い、まだまだ作品を残したいと思っています。

生きたい!!

ET-KING

、OSAKA ROOTS

復帰を願うファンの思いも届かず帰らぬ人となりました。

ご冥福をお祈りいたします。

 

合わせてお読みください。

いときん肺腺がんステージ4【症状・生存率】ET-KINGとともに応援します!

7ヵ月の闘病生活

ステージ4の進行がんということで、ある程度は予想されたこととはいえ、発覚からわずか7ヵ月でのこと。

いときんさんは、抗がん剤治療は受けずに自宅療養などを続けていたといいます。

年が明けて2018年1月

心臓に痛みを感じて緊急搬送されています。

このときには、すでに多臓器不全の状態に陥り、心臓に水が溜まって心肺停止状態となっていました。

30分にも及ぶ心臓マッサージによって一命をとりとめたものの、そのまま意識が戻らず、家族に見守られたまま旅立ちました。

 

しかし、いときんさんがこの7カ月間、ずっと病院で闘病生活を続けていただけなのかといえばそうではありません。

治療に専念しつつも、様々な活動をしていました。

その記録を振り返ってみましょう。

 

大阪のバーが応援

大阪のバー「Bar OSAKA ROOTS」が、8月31日から毎週木~土を中心に期間限定で復活オープンし、「いときん応援プロジェクト」を展開していました。

売上はすべていときんの治療費となり、ET-KINGも出演してオープニングイベントが行われ、多くの方が来店して支援していました。

レコーディングにも参加

2017年11月22日

ET-KING、1年2ヶ月ぶりの新曲「こっちこい」が配信限定でリリース。

「愛しい人へ」「ギフト」などをプロデュースしたNAOKI-Tと約7年ぶりのタッグで完成した新曲のレコーディングに参加していました。

 

復帰ステージが最後の舞台

治療に専念するとしていたいときんさんですが、2017年12月28日にステージに復帰していました。

地元の大阪「ZEPPなんば」での全国ツアー・ファイナル。

アンコールで登場した際に巻き起こった「いときんコール」で登場したいときんさん。

ステージからファンに感謝しつつ、語り掛けます。

「みんな、お父ちゃん、お母ちゃんにもろた体、大事にしろよ。

公衆便所やないで。

アルコール、添加物…体の中に毒、放り込んだらあかんで。

自分の子供にタバコ吸わすやつ、おらんやろ。

体の中に毒、放り込んだらあかん。

病気になって体のことも、食べ物のことも、考え直した。

な、病気になってから、治すんはたいへんやからな」

 

「力、もらえました。生きるで。ありがとう」と再起を約束していたのですが、

「巡り合いの中で」「新恋愛」「ギフト」を熱唱したのが最後のステージとなりました。

 

今後のET-KING

TENNさんに続いてグループで二人目を失ったET-KING

TENNさんが亡くなった後に活動を再開するにあたって、いときんは、次のようなコメントを出していました。

「再始動にあたって」
え~、タイトルを付けなければならないほど何を書いてよいのか分かりません。まずは、待っていて下さったET-KINGのファンの皆様に心より感謝を申し上げます。
再始動に向けて沢山やらなあかん事が多かったので、活動を停止していたという感覚がない。苦労話しや御託ならべてもしゃぁないので…。と言うたら書くことないしね。とにかく、音楽と金と人、そして自分に向き合えた時間でした。
TENNのことを毎日想う。
TENN、そしてメンバーとやろうとしたことを形にしようと思う。
銭と契約と時間に縛られない、自分たちの音楽を。ET-KINGの音楽を。
ここまで支えて下さった皆さんと、そばにいて全力で動いてくれる仲間、これから先一緒に進んで行ける人に贈るアルバムを作り上げます。

 

リーダーを失ったET-KINGの、これからのかつどうはどうなるのでしょうか?

しばらくは追悼の意味でも活動九死となることは避けられないのか。

あるいは、いときんさんの遺志を継いで活動を継続するのか。

いずれにしても、残ったメンバーの奮起を期待したいです。

 

ネットも惜しむ声


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