幻の駅弁「かれい川弁当」の購入法・作っている弁当屋の新作も美味しい!

鉄道での旅といえば、車窓からの美しい風景とともに、各地で販売されている駅弁も大きな楽しみの1つですね。

九州・鹿児島にある無人駅で売られている駅弁が「幻の駅弁」として話題になっています。

さて、どんな駅弁なのか。

どこで購入できるのか。

どうせなら見どころなども合わせて調べてみました。

「百年の旅物語 かれい川弁当」

鹿児島県・JR肥薩線の「嘉例川駅(かれいがわえき)で販売されています。

地元鹿児島の食材をふんだんに取り入れた手作り弁当は味わい深く、大量生産されている駅弁とは明らかに一線を画する味です。

この弁当がなぜ「幻の駅弁」とまで呼ばれるのかといえば

 

◆九州駅弁グランプリを受賞している

しかも第4回(2008年)~第6回(20010年)まで3年連続でグランプリを受賞しています。

その後もテレビ番組などでもたびたび取り上げられ、人気となりました。

◆入手が難しい

もう1つ「幻の駅弁」と言われる理由は、その入手が難しいことにあります。

駅弁ですので、基本的には駅で買うことになるのですが、この駅が無人駅の超ローカル。

無人駅で、駅弁を売るという不思議さがそこにあります。

無人駅なので、いつでも販売しているわけではなく、販売日と販売時間が限られています。

 

「百年の旅物語 かれい川弁当」の購入方法

購入方法は2通りあります。

◆ 駅で購入する

駅弁なので、駅で購入するのが最も一般的です。

鹿児島県・JR肥薩線「嘉例川駅」

鹿児島県霧島市隼人町嘉例川

駅弁だけのためではなく、明治36(1903)年の開業当初から残る築100年以上の「木造駅舎」は、国の登録有形文化財にもなっています。

この駅舎も観る価値が十分にあります。

販売日 土曜・日曜・祝日のみ
販売時間 10時30分販売開始
なくなり次第終了

無人駅にこの時間帯だけ簡易販売所が表れ、観光シーズンともなると購入を希望する人で行列ができます。

鹿児島空港から車で10分程ですので、車で訪れて購入することも可能ですが、せっかくですから電車に乗って来るのが楽しいですね。

 

② 車内販売で購入する

嘉例川駅へ向かう、特急「はやとの風」の車内で購入することもできます。


特急「はやとの風」は、鹿児島中央駅~吉松駅を約30分で結ぶ路線です。

普通列車用のキハ47を、水戸岡デザインによって大幅リニューアルした車体。

木材をふんだんに使ったレトロな車内は、温かみを感じさせます。

この特急の車内で幻の駅弁を食べるのが最高でしょう!

 

無人駅に特急が停車するということが常識ではありえない凄いことですが、停車時間も5~8分と長いのです。

もちろん、駅弁を買いたいという人への配慮ですが、販売所に行列が出来ていると買えないこともありえますので、嘉例川(かれいがわ)駅で下車する予定がない場合は、予約することをおススメします。

 

予約方法

乗車の2日前までに、JR九州の主な駅、JR九州旅行支店等で「駅弁引換券」を購入。

鹿児島中央~隼人間を除く、特急「はやとの風」の車内で「百年の旅物語 かれい川弁当」と引き換えます。

 

九州の周遊旅行をするのであれば、博多あたりから入って予約。

2日後に鹿児島に到着というスケジュールならちょうどいいのではないでしょうか。

 

九州の滞在が短い人は、予約のために九州まで行くわけにはいきませんので、JR九州旅行 旅の予約支店で予約することもできます。

◆九州以外の方の予約方法

電話番号 092-482-1489

申込期限は、旅行開始日の7日前まで。

予約が完了すると「駅弁引換券」が郵送されてきます。

※送料は自己負担です。

※支払方法は、クレジット決済または銀行振込。

 

「百年の旅物語 かれい川弁当」を作る弁当屋

この「百年の旅物語 かれい川弁当」を作っているのは、地元の弁当屋さんです。

森の弁当 やまだ屋

鹿児島県霧島市隼人町小田1672-2

営業時間 9時~17時
定休日 月曜日

もちろん、お店へ行っても「百年の旅物語 かれい川弁当」は売っていません。

嘉例川駅か、特急「はやとの風」車内販売のみです。

 

「百年の旅物語 かれい川弁当」

【お品書き】

ご飯 竹林に囲まれた嘉例川駅をイメージ。霧島市内の棚田で採れた「ひのひかり」を使用。
地元・嘉例川の松下さんが原木栽培した「椎茸」とタケノコを炊き込む。
ガネ 鹿児島特産・紅さつまの天ぷら。野菜の水分だけで作り、揚げる。
千切り大根の煮物 嘉例川の豊富な野菜を使用。
みそ田楽 茄子と南瓜を香ばしい手作りの麦味噌で田楽に
スセ(酢の物) 大根と人参をさっぱりと仕上げる。
嘉例川コロッケ 地元の椎茸、タケノコを混ぜ込む。

人気なのは、鹿児島特産・紅さつまの天ぷら「ガネ」

別売で1個50円で購入できるので、追加で購入する人が多いそうです。


「ガネ」とは鹿児島では「カニ」の意味だそうです。

カニの天ぷらではないのですが、揚がった形がカニに似ていることから「ガネ」と呼ばれるようになりました。

 

女性向け弁当「花の待つ駅 かれい川」

嘉例川駅弁の第2弾として、女性向けのヘルシー弁当「花の待つ駅 かれい川」が平成25年から販売されています。

もちろん味はお墨付き。

第1回「きりしま!新・食のおみやげコンテスト」で最優秀賞を受賞して駅弁に商品化をした逸品です。

女性に喜んでもらえるように、黒米や卵焼きを入れることで嘉例川駅に咲く花をイメージして作られたそうです。

【お品書き】

ご飯 地元産の黒米と栗の炊き込みご飯
香の物 霧島産の生姜の佃煮
ガネ サツマイモと人参、ニラ、生姜の天ぷら。鹿児島の郷土料理。
やっぱりこれは外せません!
卵焼き 昔懐かしい母さんの「甘い玉子焼き」
酢ごぼう 地元で採れる姶良ごぼうをサッパリとした味わいに
里の味 里芋とサッパリとした梅の果肉を一緒に
鶏の煮付け 鹿児島の「さつま赤どり」の中に野菜を混ぜ込んで、嘉例川自慢の原木椎茸と一緒に煮付けたもの
つけあげ 地魚のすり身を使って揚げたもの
デザート けせん団子

女性向けらしく、「けせん団子」という鹿児島の郷土菓子がデザートについています。

けせん団子は、サツマイモと紫芋の2色に蒸しあげています。

これは肥薩線沿線の塩浸温泉に、「日本初の新婚旅行」に訪れたという坂本龍馬・おりょう夫妻に因んで作られました。

カップルで、ご夫婦で、訪れて2種類の弁当を分け合って食べるというのがお似合いなのでしょうね。

※「花の待つ駅 かれい川」の購入方法は、「百年の旅物語 かれい川弁当」と同じです。

 

「百年の旅物語 かれい川弁当」の購入のコツ

実は、嘉例川駅には、駅弁だけでなく、古い木造駅舎を目当てに訪れる観光客も多くて、駅弁購入に訪れるのは電車よりも、車のお客さんの方が多いのです。

そして嘉例川駅販売分は、通常100個余り。

季節にもよりますが、10時半に販売を開始して昼前後で完売することが多い。

ちなみに、嘉例川駅での販売は、「はやとの風2号」到着に合わせて10時半販売開始が原則なのですが、実際には10時過ぎごろから販売することもあるようです。

したがって絶対に買いたいのであれば、車で10時ごろには到着しているスケジュールがよさそうです。

ちなみに、特急「はやとの風」は1号から4号まで運行しています。

はやとの風1号(下り) 吉松駅 11:25 発 嘉例川駅 12:03 着
はやとの風2号(上り) 鹿児島中央駅 9:26発 嘉例川駅 10:22着
はやとの風3号(下り) 吉松駅 15:01 発 嘉例川駅 15:43着
はやとの風4号(上り) 鹿児島中央駅 13:23発 嘉例川駅 14:18着

「はやとの風」はどれも嘉例川駅には停車しますが、「百年の旅物語 かれい川弁当」を

「はやとの風2号」以外では、「はやとの風1号」が何とか変えるギリギリの時間帯。

3号、4号では、嘉例川駅到着時にほぼ間違いなく完売していると思われます。

予約なしで電車で行くのであれば、「はやとの風2号」が必須!

駅舎を含めてしばらく散策した後に、1号。

あるいはゆっくり観光してから3号で鹿児島中央駅に戻るというのがベストでしょう。

 

第12回 九州駅弁グランプリ

「百年の旅物語 かれい川弁当」が3年連続でグランプリを獲得した九州駅弁グランプリ。

直近の第12回のグランプリはどの駅弁なのか気になりますよね。

栄えあるグランプリは!

日豊本線・西都城駅「幸せ上々、みやこのじょう弁当」(宮崎県)1080円


南国焼と角煮揚げの牛肉、塩麹焼の豚肉、豆腐ハンバーグと合わせた鶏肉を、地元名産の焼酎で炊いた発芽十八穀米ともち米を混ぜたご飯と一緒にいただきます。

特に豚と鶏は都城産で賄えるのが強みで、焼酎のご飯は、炊いた段階でアルコール分は飛んでしまい、雑穀米なのに、とてもまろやかな食感だけが残ります。

「肉の町」ならではの肉駅弁でありながら、ヘルシー感も兼ね備え、価格帯も1,000円+消費税に抑えた工夫と努力が詰まった駅弁です。

(出典:九州駅伝グランプリ)

ちなみに、その他の受賞は

第2位:長崎本線・長崎駅「ながさき鯨すき弁当」(長崎県)1296円


第3位:肥薩線・嘉例川駅「筍」(鹿児島県)600円

お!嘉例川駅が入賞していますね。

そう、これは「百年の旅物語 かれい川弁当」を作った、やまだ屋さんの新作弁当です。

筍ご飯のおにぎりをメインに、かれい川コロッケや唐揚げ、地元では馴染みの「けせん団子」のデザートなどをコンパクトにまとめました。

決勝に進出した弁当の中で最安値である600円で価値ある駅弁にしたところが素晴らしいですね。

「百年の旅物語 かれい川弁当」と同様に、土・日・祝日限定で販売しています。

 

その他の受賞と決勝大会進出駅弁は

会場審査員特別賞:日豊本線・大分駅「なごり雪」(大分県)

決勝進出駅弁

博多駅 「娘(こ)てまり」(870円・中央軒)
人吉駅 「椿べんとう」(1,100円・人吉駅弁やまぐち)
熊本駅 「くまもとランチBOX」(1,200円・松栄軒)
鹿児島中央駅 「黒豚三昧」(1,080円・松栄軒)
西都城駅 「小さなかしわめし」(600円・せとやま弁当)
やま弁当)
宮崎駅 「日向鶏べんとう」(760円・宮崎駅弁当)

周辺の観光地

霧島神宮

丸尾滝

高千穂河原(古宮址)

鹿児島空港に近い立地で、温泉に一泊するのもいいですね。

 

 


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