後藤高志の年収・カリスマ経営者の西武ライオンズオーナーとしての評判は?

日本全国に4500万坪もの土地を所有し、最盛期には時価総額が12兆円を超えるとまで言われた西武グループ。

創業者である堤康次郎氏が一代で築き上げ、その跡を継いで大きく成長させたグループの元オーナー・堤義明氏が、2016年2月に西武グループの全株式を売却したことによって、西武グループと堤家との関係は完全に解消されました。

一時は上場廃止にまで追い込まれた西武グループを再建させたのは、堤一族とは無縁の後藤高志氏。

西武ホールディングス社長として経営手腕を発揮する一方、西武ライオンズオーナーとしては低迷から抜け出せずにいる現状。

その経営哲学から、年収まで、注目の実業家に迫ってみました。

 

後藤 高志(ごとう たかし)

生年月日 1949年(昭和24年)2月15日
年齢 2017年末現在、68歳
出身地 東京都
中学 成蹊中学校
高校 成蹊高等学校
大学 東京大学経済学部

成蹊から東大に進学。

絵にかいたようなエリートコースですね。

東大在学中はラグビー部で活躍していたという体育会でもあります。

 

大学卒業後には、第一勧業銀行(現在のみずほ銀行)に入行します。

新入行員ですから基礎業務でミスをすることも当然ありましたが、上司から厳しい注意を受けても反論していたとか。

本人の言葉によると

「生意気なやつだった」

 

入行1年目には、仕事への不満もあり辞職を考えて酒場で愚痴をこぼしていたときに、先輩から

「じゃあ辞めたらいいじゃないか」

と言われたそうです。

そういわれると、もうちょっと頑張ってみたいと思い直したのだとか。

その先輩の後藤さんの性格をわかって突き放した言い方をしたのかもしれませんね。

そして、

「もう一回真剣にやってみろ」

と諭されたことをきっかけに、どうしたらもっと効率的に、もっと高度に、もっと向上できるか考えながら仕事をするようになったのです。

 

総会屋利益供与事件

第一勧銀といえば、1997年(平成9年)に、総会屋へ460億円もの利益供与事件を行った容疑で、本店が東京地検特捜部に家宅捜索された「総会屋利益供与事件」が思い出されます。

頭取経験者の11人に及ぶ逮捕や、宮崎邦次元会長が自殺、さらに四大証券会社(山一證券・野村證券・日興証券・大和証券)までも揺さぶる全体未聞の経済疑獄事件です。

最終的には、大蔵省接待汚職事件の末に財政と金融の分離に追い込まれて、大蔵省は解体されました。

 

この未曽有の大事件の当時、企画部副部長であった後藤高志さんは、大揺れに揺れる社内で「4人組」の1人として改革の先頭に立ちました。

その後、みずほ銀行として生まれ変わった新銀行で出世を重ねます。

みずほホールディングス執行役員常務

みずほフィナンシャルグループ常務執行役員

みずほ銀行取締役副頭取

株式会社みずほコーポレート代表取締役社長

まさしく華麗なる経歴ですね。

 

銀行マンから西武グループ社長への転身

かつては120社以上を傘下に納めて、日本を代表する巨大コングロマリットを形成していた西武グループ。

しかし、2004年に総会屋への利益供与、有価証券報告書の虚偽記載などで逮捕者まででる大騒動の末に、西武鉄道は上場廃止となりました。

当時の純有利子負債は実に1兆3500億円。

先が見えない経営不振に苦しんでいた西武グループに後藤高志が乗り込みます。

 

2005年5月24日

メインバンクから西武再建のために、西武鉄道社長に就任。

創業から一貫して堤一族が支配していた巨大企業の経営改革に乗り出します。

コンセプトは

「峻別と集中」

「企業価値の極大化」

 

2006年2月3日 西武ホールディングス設立により、社長に就任

西武鉄道とプリンスホテルを西武ホールディングスの子会社化としました。

2007年5月18日 西武ライオンズ取締役オーナーに就任。

2010年6月23日 西武鉄道代表取締役社長を辞任、取締役会長に就任。

そして、2012年には最大で1兆3500億円だった純有利子負債を、5000億円以上減らし、8310億円まで圧縮することに成功。

ついに、4月23日には東証1部に再上場を果たしました。

 

後藤高志の仕事哲学

1.明るくさわやかであれ

陰気にしていると、人は集まってこない。

2.執念をもって仕事にとりくむ

仕事へのプロ意識を持って、やると決めたからには、徹底して取り組む。

3.颯爽(さっそう)としている

背広やワイシャツがくしゃくしゃであるとか、ネクタイがだらしないとか、不潔な格好の人のところにも人は集まってこない。

4.侠気(おとこぎ)を持つ

苦境、難局にあたっても逃げないという気構え。

ひとたび逃げる、避けるということをすると、必ず癖になる。

そういう人は周囲から信頼されず、レベルの高い仕事もめぐってこない。

5.最悪想定しつつ楽観的に行動

西武ホールディングス社長の就任初日。

不祥事が続き自信を失っていた社員に対して

『朝の来ない夜はない』と檄をとばした後藤さん。

苦境のときに弱気になるのではなく、最悪の事態を想定しながらも、楽観的に努力していくことが大事。

最悪の事態を想定していれば、怖いものはない!


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