エアコンプレッサー肛門事件の死因は直腸損傷・手術方法・死亡率【エコシス埼玉の社員が悪ふざけ】

悪ふざけが人の命を奪うというとんでもない事件が起きてしまいました。

埼玉県杉戸町の産業廃棄物処理会社で、男性の肛門にエアーコンプレッサーで空気を注入し死亡させたとして、埼玉県警は傷害致死の疑いで男2人を逮捕しました。

逮捕されたのは、この2人。

神崎利宏

住所 埼玉県加賀市旗井
年齢 47歳

仲本トミー

本名 VILLAVICENCIO NAKAMOTO TOMMY JOEL
ビヤビセンシオ・ナカモト・トミー・ジェオル
住所 千葉県松戸市日暮
年齢 36歳
国籍 ペルー

警察によると、神崎容疑者と仲本容疑者は、2017年12月16日、勤務する杉戸町の産業廃棄物処理会社で、同僚の小口義之さん(44歳)を押さえつけ、工業用エアーコンプレッサーで肛門に空気を注入して死亡させたとのことです。

 

事件発生から死亡まで

事件が発生したのは昼休みの休憩中。

神崎容疑者、仲本容疑者、小口義之さんの3人はエアーコンプレッサーで、作業中服に付いたほこりなどをはらっていたところ、神崎と仲本の2人が悪ふざけで小口さんを押さえつけます。

小学生じゃないんだから。。。とは思いますが、何かというと悪ふざけをする人っていますよね~。

そして、服の上からエアーコンプレッサーで小口義之さんの肛門に空気を当てたところ、誤って肛門に入ってしまったということです。

ここが問題のポイント!

悪ふざけによるこの誤ちが、情状酌量されるかどうか、今後の裁判でも争点になるのではないでしょうか。

 

神崎容疑者、仲本容疑者の2人は

「こんな大事な事件になると思わなかった」

と供述しているとか。

小口義之さんに対して日常的に悪ふざけという名のいじめがあった可能性も否定できません。

 

傷害致死罪とは

傷害致死罪

身体を傷害し、よって人を死亡させた罪。

故意であれば当然ながら殺人罪。

相手に傷害を負わせることに対して故意がなければ、つまり過失であれば過失致死罪となります。

つまり、相手に傷害を負わせることに対しては故意であったということです。

 

法定刑は

3年以上の有期懲役

罰金刑はありませんので、有罪となれば必ず懲役刑となります。

 

傷害致死罪の量刑相場

前科がなく、反省をしているような場合は、

懲役3年~8年

が相場といえるようです。

同種の前科があったり、悪質さがある場合は8年を超える懲役となる場合もあります。

 

執行猶予はつくのか

執行猶予が言い渡される1つの目安は、つぎの3点です。

・懲役3年以下である

・加害者側に酌むべき情状がある

・過去5年間に禁固以上の刑に処せられていない

傷害致死罪の場合は、最低でも懲役3年となりますし、死亡させたことは故意ではないにしても、傷害を負わせることに対しては故意の犯罪ですので、過失致死罪とは違って、執行猶予がつきにくいです。

今回の事件では、「悪ふざけ」という点をどう判断するかが争点となるでしょう。

「ふざけていた」ことが情状酌量の余地があると見てもらえるかどうか?

個人的には、懲役3年~4年の実刑判決で執行猶予なしと予測します。

 

事件の現場となった産業廃棄物処理会社

(株)エコシス埼玉

埼玉県北葛飾郡杉戸町本郷593-1

設立 1995年(平成7年)5月
資本金 1000万円
従業員数 48名

株式会社「さくら建設」として設立し、その後、「山口産業」と社名を変更し、平成12年10月から現在の「エコシス埼玉」として、

埼玉県を基点に産業廃棄物処理と産業廃棄物収集運搬業 を行っています。

埼玉県最大級の産業廃棄物・産廃のリサイクルプラントです。

 

死因・症状・手術方法・死亡率

詳細が発表されていませんので、正確なところは不明ですが、直接の死因は

直腸損傷

実はこの手の事故は過去にも度々起こっています。

 

エアコンプレッサーなどによる圧搾空気が肛門から噴射されると、腸管穿孔といって、腸に穴があくことで重症になる例が多く報告されています。

症例としては、S状結腸に穴があく、S状結腸穿孔が最も多い。

直腸やS状結腸など複数の部位に穴があく多発穿孔。

肛門から離れた部位に穴があく、遠隔部位穿孔も報告されているそうです。

 

腸であっても胃であっても、消化器官のどの位置に穴があいても、緊急手術が必要です。

手術によって、開いた穴を閉じることが出来ない場合は、腸を切除する必要があります。

胃潰瘍や憩室炎などによる胃腸穿孔の治療・手術による死亡リスクは最大50%とされています。
(参照:Langell, JT; Mulvihill, SJ (May 2008))

 

過去にあった同様の事件

2017年7月1日

圧縮した空気を発射する工具「エアーダスターガン」を知人の肛門に押し当て、空気を発射して体内の直腸に傷害を負わせたとして、京都府警亀岡署は1日、傷害容疑で京都府亀岡市の自営業の男(28)を逮捕した。

同署によると容疑を認め、「悪ふざけだった」などと供述している。

この事件で、被害者は直腸に複数の穴を空ける重症を負いました。

空気の力とは内臓に穴をあけるほどすさまじいのですね。

 

2013年6月

自衛隊員2名が勤務中に車などのタイヤに空気を入れる機械「コンプレッサー」を使って肛門に空気を入れあってふざけていたところ、隊員のうち1名が入院するという事態となりました。

これはお互いにふざけあってということですので、自業自得ともいえますが、自衛隊がしかも勤務中にですか。。。

呆れますね。

国のために命を懸けて働いている真面目な自衛官が可哀そうです。

 

他にも

59歳,男性。作業着の清掃に用いるエアコンプレッサーを作業着の上から肛門部に押し当てられた状態で空気を噴射され受傷した。

診察の結果、大腸に穴が開いていることがわかりました。

大腸に空いた穴から便が漏れ出していたそうです。

緊急手術によって、大腸部分切除と人工肛門造設を行いました。

命は助かったようですが、人工肛門はいつまで使用することになるのでしょうか。

 

ネットでも呆れた声

 


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