新型骨粗しょう症の原因・症状【予防は食事と運動】

骨粗鬆症(こつそしょうしょう)という病名を聞いたことがあると思います。

骨の中がスカスカになって、骨折などをしやすくなってしまう症状で、一般的にはお年寄りがなりやすいものだと思われています。

しかし、実はもっと若い世代から、骨粗鬆症の症状に悩む人が増えてきているようです。

出典:kango-roo.com

これを「新型骨粗鬆症」といいます。

9月にタレントの山瀬まみさんが、舞台裏で躓いたことで転倒し、両足を骨折してしまったことがニュースで報じられました。

厚底のサンダルを履いて歩いていたら左足をくじいて、そこで左足小指側面の骨が折れた。くじいたときに痛くて(反射的に)跳んだら右膝で着地していて膝の皿が割れた

出典元:http://www.excite.co.jp

転倒による骨折というのは珍しくはありませんが、骨が普通の状態であればここまでの重症になることはなかったのではないかと言われています。

山瀬まみさんは、新型骨粗鬆症だったのでしょうか?

「骨のサビつき」とも呼ばれる新型骨粗鬆症とはどのようなものなのでしょうか。

その原因、症状、対策などをまとめてみました。

その前に、骨粗鬆症について確認しておきましょう。

骨粗鬆症(骨粗しょう症)

発生分布と発症者数

女性に多く発症し、さらに加齢で患者数が増えることが大きな特徴です。

70歳以上の女性の50%が骨粗しょう症であるともいわれ、その疑いがあるという予備軍を合わせると、2000万人以上ともいわれています。

骨粗しょう症の原因

骨粗しょう症の主な原因は、加齢とホルモンバランス。

閉経を迎えた女性は、女性ホルモンのエストロゲンの分泌が低下することで、骨を壊す破骨細胞活発化するのだそうです。

その結果として、骨密度が減少し、骨折をしやすくなるのです。

骨密度が70%を下回ると骨粗しょう症と診断されます。

 

新型骨粗鬆症(しんがたこつそしょうしょう)

新型骨粗しょう症は、従来のように骨密度が低下するのではなく、骨密度は正常なのに骨折しやすい体質になってしまうのです。

骨の中には、カルシウム以外にも、コラーゲンというタンパク質が重要な役割を果たしています。

コラーゲンが網の目状に張り巡らされていることで、外部から骨に衝撃を与えても簡単には折れないような弾力性を保っているのです。

新型骨粗しょう症になると、このコラーゲンが減少し、骨の弾力がなくなることで、骨が衝撃に対してもろくなるのです。

そして、この新型骨粗しょう症は、従来の骨粗しょう症とは違って、若い人でも発症しやすいということです。

新型骨粗しょう症の原因

新型骨粗しょう症の、直接の原因はコラーゲンの減少になります。

では、コラーゲンの現象を引き起こす原因は何かというと、生活習慣によるものが大きいようです。

高血糖や酸化ストレスなどが、コラーゲンを酸化させてしまうため、糖尿病、高血圧、脂質異常症などの方は、新型骨粗しょう症を発症することが多いといわれています。

特に、糖尿病で高血糖の人は、男で 4.7倍 女で1.9倍骨が折れやすいという統計があります。

 

また、「活性酸素」が原因で骨折しやすくなることもあるようです。

活性酸素は、身体での殺菌作用がありますが、一定量を超えると、その殺菌作用が悪い方向に働くことがわかっています。

活性酸素によって骨のコラーゲンが傷つけられ、糖分がくっつきやすくなるのです。

この糖分がくっついた骨の状態を「骨がサビついた」といいます。

骨がサビついた状態の人は、血糖値を測定しても正常な値なので、なかなか自覚症状としてわかりにくいことが症状を悪化させる原因となっています。

新型骨粗しょう症の予防

新型骨粗しょう症は、骨密度の問題ではありませんが、日本人は元々カルシム不足の傾向があるので、常に意識しておく必要はあります。

ビタミンDには、カルシウムの吸収を助ける働きがあるので、日々の食事で意識して摂取したい栄養分です。

新型骨粗しょう症の原因となる、コラーゲンの不足を補う必要があります。

ビタミンCはコラーゲンを作るのに必要な成分ですので、ビタミンCの摂取が欠かせません。

また、ビタミンKは骨の形成を促す働きがあります。

 

基本は規則正しい食事、そして食生活の見直しです。

それでも不足しがちな栄養素についてはサプリメントなどで補充してあげましょう。

 

新型骨粗しょう症予防体操

適度な運動も予防法の1つです。

普段運動不測の方は、ウォーキングなど体に負担がかからない運動から始めましょう。

軽い運動で効果のあるものを紹介します。

新型骨粗しょう症予防体操①

手を腰に当てます。

片足を5cmほど上げ、1分間キープします。

1日に3回行います。

片足で1分間立つことで、53分間歩くのと同じだけ太ももの骨に負荷をかける効果があります。

新型骨粗しょう症予防体操②

カベに手を付き腕に体重をかけます。

腕を曲げないように、1日に1分間を3回行います。


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