太陽フレアの人体への影響や、対処法【予測されていた大爆発】被害は?

2017年9月8日

米航空宇宙局(NASA)は7日、太陽の表面で起こる大規模な爆発現象「太陽フレア」を、日本時間6日午後に2回観測したと発表した。

爆発の規模はともに最大クラス。人体に影響はないが、電離したガス(プラズマ)が8日にも地球に到達し、通信機器や衛星利用測位システム(GPS)に影響を及ぼす恐れがある。

二つの太陽フレアは、太陽を常時観測しているNASAの観測衛星が捉えた。太陽の活動はほぼ11年周期で変動。

2008年12月から始まったサイクルで現在は弱い時期に当たるが、今回観測された2回目のフレアは今の周期では最も大きい規模としている。

太陽フレアによって放出されたプラズマが地球に到達すると、地球の磁場や上空の電離層が乱れ、衛星放送が映りにくくなったり、GPSに誤差が生じたりする懸念がある。

停電が起こる場合もあり、1989年にカナダで大規模停電が発生した。

(出典:yahooニュース)

何やら大変なことが起きているようです。

太陽フレアによって、私たちの生活にどのような影響があるのでしょうか?

また、気になるのは人体への影響があるかどうかです。

さらに、その対処法やペースメーカーへの影響などについても調べてみました。

 

太陽フレア

出典:www.astroarts.co.jp

1859年にイギリスの天文学者、リチャード・キャリントンに初めて観測された、太陽で発生する爆発現象で、太陽面爆発とも呼ばれています。

小規模なものは1日3回程度起きていますが、大規模な太陽フレアは昼間でも観測可能で、白色光フレアと呼ばれます。

フレアの大きさは通常数万kmで、威力は水素爆弾10万~1億個と同じくらいの威力があるそうです。

 

X線等級

太陽全面から放射されるX線強度の最大値によって、太陽フレアの大きさを5段階の等級に別けています。

規模の小さい規模が、A

以下、10倍の規模になるごとに等級が1つずつ上がります。

Aの10倍が B

Bの10倍が C

Cの10倍が M

そして、Mの10倍が最大規模の X

つまり、Xクラスは、Aクラスの10000倍もの規模になります。

 

観測史上最大のフレア等級は、2003年11月4日のフレアでした。

当初は X28と報じられましたが、後に電磁波への影響を測定した専門家が X45相当であったという報告もあります。

 

実は、2012年7月には巨大な太陽フレアが地球をかすめ、その後10年間に同程度のフレアが地球を襲う確率は12%であると推定されていたそうです。

 

今回観測された太陽フレア

大規模の太陽フレア減少が確認されたのは、太陽面中央に位置する黒点群2673

出典:国立研究開発法人情報通信研究機構

1回目は、日本時間の17時50分で、発生規模は X線等級の最高クラスのX2.2

2回目は、日本時間の20時53分で、発生規模は X9.3

2回目のX9.3というのは、通常の1000倍以上という超大型のものでした。

この大規模太陽フレア現象により、高温のコロナガスが地球方向に噴出したことと、高エネルギーのプロトン粒子の増加が確認されました。

 

 

太陽フレアの社会生活への影響

強力な太陽フレアが地球の磁場を混乱させ、強力な電流によって高圧変圧器が故障し、電力網が停止する可能性があるといいます。

出典:wikipedia

また、通信ケーブル、放送、携帯電話への影響がどの程度になるのか正確にはわかっていません。

もしも、予想しうる最大規模の太陽フレアが発生した場合、

最も悲観的な予測では、

発電設備や通信網が完全に破壊され、社会に大混乱が生じるだろうと言われています。

その被害総額は、米国だけで最初の1年間で1兆~2兆ドル(110兆~220兆円)

電気がなく、通信手段もない、19世紀初頭のような世界に戻り、完全復旧には4年~10年もの時間がかかるとも言われています。

 

ただ、今回はそこまでの規模ではないようです。

実際に、私たちの生活に影響が出るのは

日本時間9月8日(金)15時から24時ごろ。

考えられる影響としては

  • 衛星放送が映りにくくなる
  • GPSに誤差が生じる
  • 携帯電話が通じにくくなる
  • 地域によっては停電の可能性もある

 

また、9月8日を過ぎても、その後1週間ほど地球に影響を与える可能性があるそうです。

 

太陽フレアの人体への影響

様々な影響が考えられますが、多少の不便が出てもそれは事前にわかっていれば対処可能でしょう。

しかし、最も気になるのは人体への影響ですね。

 

実際に、大規模の太陽フレアが観測された後で、頭痛やだるさなどを訴える人もいるようです。

しかし、現在のところ科学的には、太陽フレアの発生によって人体に影響を及ぼすようなことはないようです。

何となく不安と思っていると「病は気から」ですので、普段通りの生活をして問題ないようです。

合わせてごらんください。

太陽フレアでオーロラが見れる場所、時間、方角【低緯度オーロラの神秘】

次のページでは、太陽フレアの影響への対処法


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