オオシロカラカサタケの生息地、毒性、対処法【他の毒キノコ】殺人キノコ・ドクツルタケにも注意

公園で毒キノコ「オオシロカラカサタケ」を採って食べた30代の男性3人が、嘔吐(おうと)や下痢などの食中毒症状を訴えたそうです。

3人は20日午後3時ごろ、荒子川公園のデイキャンプ場でバーベキュー中、近くに生えていたキノコを採り、焼いて食べたいいます。

1~2時間後に嘔吐などの症状を訴え、2人は救急搬送され、現在は快方に向かっているといいます。

では、「オオシロカラカサタケ」とはどんなキノコなのか調べてみました。

また、「オオシロカラカサタケ」以外にもある毒キノコについても調べてみると、恐ろしい殺人毒キノコやヒラタケと間違えて食べやすいキノコなどもあります。

オオシロカラカサタケ

引用:dokukinoko.e840.net

オオシロカラカサタケの見分け方

名前からもわかるように、大きな白いカサが特徴ですが、

土から出たばかりの小さいころは、卵型でカサの色は茶色です。

引用:dokukinoko.e840.net

成長すると、カサの大きさが直径5~25cm

茎は10~20cmになり

白いカサが徐々に開いてこのような姿になります。

引用:kinoco-zukan.net

傷をつけると赤茶色に変色し腐敗臭がします。

 

オオシロカラカサタケの生息地

オオシロカラカサタケは、もともとは熱帯地方のキノコで、日本では沖縄や小笠原地方にしか生息していませんでした。

本州でも、1980年代から流通の発達によって持ち込まれ、温暖化により熱帯地方のキノコが発育できる環境になったのではないかと思われます。

現在では、西日本と東海地方を中心に、春から秋にかけて生息しているようです。

 

オオシロカラカサタケの毒と症状

オオシロカラカサタケに含まれる主な有毒成分は、モリブドフィリシン、ステロイド類(細胞毒)

食べてから1~3時間程度で中毒症状が発症します。

 

主な症状としては

  • 腹痛
  • 下痢
  • 嘔吐

さらに強い症状になると

  • 発熱
  • 悪寒
  • 頭痛
  • 痙攣

オオシロカラカサタケに含まれる毒素は非常に強く、激しい症状がでてしまうことがあります。

 

オオシロカラカサタケ以外にもたくさんある毒キノコ。
その中の代表的なものを見ていきましょう。

 

ドクツルタケ

カサの大きさは5cm~15cm

初夏から秋、広葉樹林や針葉樹林に生える猛毒の毒キノコ。

真っ白くきれいな色をしていますが、非常に毒性が強く、ドクツルタケ1本(8g)で致死量に相当する毒を持り、実際に死亡事故も多く起こっている恐ろしいキノコです。

幼いうちは、カサは閉じてマッシュルームのような形をしています。

引用:yamahack.com

成長するとカサが平らに開いて円錐形になります。

引用:karapaia.com

ドクツルタケの見分け方としては、茎の根元にツボ。カサの下にはつばがあります。

引用:yamahack.com

 

ドクツルタケの毒と症状

食べてから6~24時間後に発症します。

主な症状は

嘔吐、下痢、腹痛

この症状は約1日でおさまりますが、そこで治ったのだと勘違いして放置すると大変なことになります。

 

翌日以降、猛毒によって肝臓や腎臓が侵されて黄疸があらわれます。

黄疸とは

血液中のビリルビンが増加して皮膚や目が黄色くなる

引用:wikipedia

 

さらに肝臓・腎臓が侵され続けると、洗面器2杯分もの真っ黒な血を吐血し、激痛に苦しみながら死に至ることがあるそうです。

なんと恐ろしい。。。

 

対処方法

胃腸薬を飲んで寝ていても、死の危険性が高まるだけです。

救急車を呼んででもすぐに病院へ行き、胃洗浄・血液透析などの処置を行う必要があります。

 

ツキヨタケ

引用:karapaia.com

ブナの枯れ木に群生し、食用のヒラタケ、シイタケなどに似ているので間違って食べてしまう事故が多発しています。

大きさは10~20cm

赤みががった茶色

夏から秋、特に秋ごろに多く見られます。

 

中毒症状

食べてから30分~1時間程で消化器系の中毒症状が現れます。

主な症状としては

嘔吐、下痢、腹痛など

幻覚痙攣を伴う場合もあります。

早ければ翌日、遅くとも1週間から10日程度で回復しますが。

 

ツキヨタケとヒラタケの見分け方

専門家でもない限り、表面からの見た目で見分けることは非常に難しい。

あえて言えば、軸の部分がヒダの裏と同じような色と筋が見えるのがヒラタケ。

引用:www.mr-cook.net

ヒダの裏と軸の違いがはっきりしていて固いのがツキヨタケ。

引用:www.mr-cook.net

それでも判断がつかない場合、一番わかりやすく簡単な方法

ツキヨタケは、軸を半分に割ると、軸に近い部分が黒い色をしています。

引用:www.mr-cook.net

それでも自信がなければ・・・食べないことです。

 

キノコによる食中毒を防ぐには

食べてもいいキノコかどうかを判断するのは素人には非常に難しい。

大原則は、安全であるとわかっているもの以外は食べない。

防止策はこれしかありません。

特に「白いキノコ」は危険なものが多いので、絶対に食べないように注意を促す専門家もいます。

何となく見た目で美味しそうだと思っても、野生で生えているキノコはたべないようにしましょう。


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