夏血栓と熱中症の見分け方【血栓症は何科を受診?血栓症に強い病院と名医リスト】

元大相撲小結でタレントの龍虎勢朋さん(享年73)、元サッカー日本代表の松田直樹さん(享年34)は何の前触れもなく、心筋梗塞で急死しました。

このお2人に共通するのは、心筋梗塞を発症したのが暑い8月だったことです。

実は一般的に冬に多いと思われている心筋梗塞や脳梗塞につながる重大な疾患である「血栓症」が夏にも多く発症することがわかっています。

血栓症とは

血液中のタンパク質や血小板が血管中に溜まって固まった「血栓(けっせん)」が、血液の流れではがれ、細い血管に詰まることで、血液が流れなくなり、その先にある臓器の細胞が壊死することを血栓症と言います。

この病気の恐ろしいところは、自覚症状の無いまま突然発症するケースが多いこと。

そのため、発症に気がついたときには症状は悪化していて、最悪の場合はそのまま死亡。

あるいは、重大な障害をのこしてしまうことも多い、恐ろしい病気です。

 

血管が詰まる場所によって病名が変わります。

脳の血管が詰まれば、脳梗塞

心臓の血管が詰まれば、心筋梗塞

肺の血管が詰まれば、肺塞栓

 

血栓症による死亡患者は1月が最も多いのですが、近年の調査で、夏にも血栓症が起きやすくなっていることがわかりました。

冬の血栓症

暖かい屋内から、寒い屋外に出たときなど、急激な温度変化のために血管が収縮。

急に血液の通り道が狭くなったことで、血液の流れが速くなり、血栓がはがれ落ちて、血管を詰まらせることが多いようです。

 

夏の血栓症

発汗によって、脱水状態になると、血液がドロドロになり、血管が詰まりやすくなるそうです。

また、アルコールの利尿作用で、体の水分が失われてると、血液が固まりやすくなるため、真夏の暑い日に冷たいビールを多量に飲むと血栓ができやすくなります。

 

夏血栓の症状

めまい・吐き気・冷や汗・頭痛・呼吸困難などが主な症状です。

引用:kurabiyegezegeni.com

これらは、熱中症の症状とも似ているので、水分をとって休めば大丈夫だろうと放置して手遅れになってしまうケースも多いといいます。

また、血液の流れを止めていた血栓が自然に取れることもあり、そうなると症状は治まります。

熱中症から回復したのだと勘違いをして、放置してしまい、再発してしまうこともあります。

特に夏は、気温が32度を超えると急激に発症数が増え、最も低い死亡率から1.66倍に跳ね上がっています。

 

『魔の時間帯』

また、心筋梗塞は起こしやすいのは、起床してから1~2時間後の午前9時ごろと言われています。

 

熱中症との見分け方

熱中症と血栓症による脳梗塞かは、素人ではなかなか判断が難しいです。

『ドロップハンド法』

脳梗塞は身体の左右どちらかに症状が出ますから、寝ている状態で両方の腕を持ち上げ、同時に放したときに、どちらかの腕が明らかに先に速く落ちた場合、脳梗塞の可能性が高い。

ただし、これはあくまでも簡易な方法であって、両手が同時に落ちたからと言って熱中症だと断定できるものではありません。

少しでもあやしいと思ったら迷わず救急車を呼びましょう。

 

夏血栓になりやすい人の特徴

  • 高血圧
  • 糖尿病
  • 高脂血症
  • 喫煙
  • 大量飲酒
  • メタボリック症候群
  • 慢性腎臓病
  • 妊娠中

血栓症の予防

基本は水分補給を怠らないことです。

そして、水分補給のほかに血栓を防ぐには普段の食べ物も大切です。

納豆に含まれるナットウキナーゼは血をサラサラにする効果があります。

赤ワイン、ココア、タマネギ、ゴマ、リンゴ、魚、ニンニク、ジャガイモなどにも抗血栓作用があると言われています。

特に赤ワインは血栓の形成を抑える食品として注目されています。

フランス人が肉や乳製品を大量に食べるのに、ドイツなどに比べて心疾患が少ないのは、赤ワインのポリフェノールのお蔭ではないかと見られているのです。

しかし、飲みすぎには注意しましょうね。

 

血栓症では何かを受診するべきか

あまり耳慣れない病気になった時に、大きな病院だと特に何科を受診すべきなのか迷ってしまいますよね。

 

血管外科

血栓症かもしれないと思ったときに、一番いいのは血管外科です。

ただし、一般の病院にはあまりありません。

それだけ専門性が高く、難病患者も多いのが血管外科です。

もしも近くの病院に血管外科があるならば、迷わず血管外科を受診してください。

 

血管外科のある有名なクリニック

山王メディカルセンター(血管病センター)

〒107-0052 東京都港区赤坂8-5-35

診療受付 月曜日~土曜日
診療時間 午前 8:30~11:30
午後 13:00~16:30
休診日 日曜日・祝日
問い合わせ 03-3402-5581

 

山王メディカルで、血栓症に対して評価の高い医師

宮田哲郎 (みやたてつろう) 医師

引用:medival.jiji.com

重松 宏 (しげまつひろし) 医師

引用:medival.jiji.com

 

 

循環器内科

血管外科がお近くの病院にない場合は、循環器内科を受診します。

心臓から送り出される血液について、特に「血圧」や「血管」に対する診療を担当するのが循環器内科です。

循環器内科は一定規模の総合病院ならば設置されていると思われますので、血管外科がない場合のファーストチョイスになります。

 

血栓症に強い名医リスト

【東京都】

すでにご紹介した

宮田哲郎 (みやたてつろう) 医師

重松 宏 (しげまつひろし) 医師

山王メディカルセンター(血管病センター)

 

細井 温 (ほそいゆたか) 医師

引用:medival.jiji.com

心臓血管外科

杏林大学医学部付属病院
東京都三鷹市新川6丁目6-20-2

 

長江恒幸 (ながえつねゆき) 医師

引用:medival.jiji.com

血管外科

都庁前血管外科・循環器内科 東京バスキュラークリニック

東京都新宿区西新宿6丁目6-3 新宿国際ビルディング新館601-2

 

北川 剛 (きたがわたけし) 医師

引用:medival.jiji.com

外科

東京警察病院

東京都中野区中野4丁目22-1

 

【栃木県】

苅尾七臣 (かりおかずおみ) 医師

引用:medival.jiji.com

循環器内科

自治医科大学附属病院

栃木県下野市薬師寺3311-1

 

【福島県】

佐戸川弘之 (さとかわひろの) 医師

引用:medival.jiji.com

心臓血管外科

福島県立医科大学附属病院

福島県福島市光が丘1

 

【長崎県】

多田誠一 (ただせいいち) 医師

引用:medival.jiji.com

心臓血管外科

メディカル・セブン ながさきハートクリニック

長崎県長崎市恵美須町4-1


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