森下敬一先生(お茶の水クリニック院長)に聞く。体の『困った!』を治す!

2017年5月11日

ちょっとした体の不調をナメてはいけない!

小さな不調を感じても、「このぐらい大丈夫」と油断しているうちに、それなりに深刻な症状にこじらせてしまった経験が誰にもあるのではないだろうか?

自然医学の権威であるお茶の水クリニック院長・森下敬一先生に、体のさまざまな困った症状を治す方法を聞いてみた。

出典:国際自然医学界

 

まずは、風邪「ウイルスが原因のこともありますが、胃腸の働きが弱っているときに、体の中の毒素を出そうとする症状を風邪と呼んでいることが多い。

原因がなんであれ、風邪と呼ばれる症状が出たら、食事の量を減らし、体を暖かくして、じゅうぶん睡眠を取るのがいいでしよう。

肉、卵、牛乳などの動物性食品は避けましょう。

よく、「風邪のときは栄養をたくさん摂れ」といわれるが、必要以上に食べると弱った体に消化による負担がかかるので、かえって治りにくくなってしまう。

おなかがすいたら玄米のおかゆやみそ汁、梅干しなどを、最低限食べるだけにしておくのがよい。

 

「風邪に限った話ではなく、化学薬剤(いわゆるクスリ)は長い目で見ると体のためになりません解熱剤や咳止め薬などの化学薬品は、一見すぐに症状が改善したようにみえても、体細胞が薬品と結びつき、有害な成分が体内にいつまでも蓄積することになってしまいます」

出典:ヘルスケア大学

 

森下先生がクスリの代わりにすすめる風邪の特効薬は、ニンニク、ニンジン、ショウガ、レンコンなどの自然食品。

すりおろした汁を飲んでもいいし、素材として用いてもいいただし、できるだけ新鮮な、無農薬有機栽培のもののほうが効果が断然高くなるそうだ。

梅干しをほぐし、熱い番茶を注いだ上に、醤油を2、3滴落としたものを飲むのもオススメ民間療法としても知られる。

この梅醤番茶を毎日飲めば、呼吸器系の強化につながる先に挙げたレンコン、ショウガのほか、ゴボウなども咳やくしゃみを鎮めるのに役立つ。

便秘には梅干し、ごま、ニンジン、ゴボウなどの根菜類が効き目を発揮する。

下痢の場合、あまり物を食べないで毒素の排出を促し、必要になれば水分のほか、梅干しや葉緑素を含む色の濃い野菜などを補給することで症状は改善するそうだ。

「日本人には、肉、卵、牛乳などの動物性食品をスムーズに消化するための酵素が不足していますこれらを過剰に摂取すると、体内にさまざまな毒素や老廃物が発生してしまう。

こうして血液が汚れてしまうことがあらゆる病気の原因になるんです西洋型の食生活をやめて、玄米と菜食中心に切り替え、漬物や納豆などの発酵食品を食べる伝統的な食生活に三大強化食品をプラスしていけば、血液が浄化され、体調が見る見るよくなります」

先生によると、胚芽はビタミンやミネラルの宝庫だから、胚芽つき玄米などの食品を摂取すれば視力が回復し、髪の色は黒くなり、疲労を感じにくくなる。

花粉症や腰痛などの症状も、胚芽入りの食品を食べることで快方に向かう。

そして、葉緑素をたっぷり含む緑の濃い野菜を食べれば、消化器系の疾患やアレルギー反応が鎮まり、体細胞を若返らせることができる。

さらに、酵素をたっぷりと含む納豆、漬物などの発酵食品を常時補給することによって、ガン・糖尿病・高血圧・脳溢血・心筋梗塞といった疾患を防ぎ、体質改善をすみやかにおこなうことができるとのこと。

以上の胚芽、葉緑素、酵素をより効率よく補給するための健康食品として製品化したのが、森下先生の提唱する三大強化食品である。

 

最後に、咳としゃっくりを止める定番の方法をいくつか紹介しておこう。

咳止めには、黒豆の煮汁や、大根あめ(角切りにした大根を水飴やハチミツに漬けて一晩おいた後の汁)をスプーンー~2杯飲む方法が定番。

また、のど仏の下、鎖骨の間のへこんだところに天突(てんとつ)という咳を止めるツボがあるので、ここを人差し指か中指でゆっくりと押すのも有効だ。

しゃっくりは、酢、レモン汁のどれかを水なしでーさじ飲み込むと止められる……といった民間療法もあるほかにも、世界のあちこちには「しゃっくりをしている人を質問責めにする」(べトナム)、「しゃっくりしている人に盗みの疑いをかける」(モンゴル)、「新聞紙の切れ端を水でぬらし、しゃっくりしている人の額に貼りつける」(チリ)、「ピーナッツバターをもりもり食べる」(アメリカ)などなど、さまざまな対策法が伝えられているしゃっくりが止まらなくて困ったときには、「いいかも……」と思えるものから試してみてはどうだろう。


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