体のニオイを消すコツ。気になる体臭をスッキリ!

2017年5月11日

エレベーターや満員電車など、他人との距離が近い場所ではニオイが気になるもの。

他人が発するニオイは抑えようがないにしても、自分が発するニオイはできるだけ何とかしたい。

出典:www.ordinefuturo.info

体のニオイに関する治療方法の開発や研究をおこなっている「体の臭い研究会」会長の相川佳之先生(湘南美容外科クリニック総院長)に、対策法を尋ねてみました。

 

自分では確認しづらい口臭

「市販の口臭測定器を使えば、客観的に口臭の有無を測ることができます。
口臭の90%は揮発性硫黄化合物が原因ですから、この発生を抑えることが口臭対策の最大の鍵です」

お茶や水を飲む、歯磨きをする、消臭ガムを噛む、市販のタンクリーナーなどで舌(ぜっ)苔(たい)を取るなどの方法で、口臭はかなり防げる。

しかし、口の中が乾くと揮発性硫黄化合物ができやすくなり、ニオイが発生しやすくなるので要注意。

そして、困ったことに、口の内だけをきれいにしても除去できないニオイもある。

「ニンニクやアルコールを口にしたあとは、しばらく臭いガスが胃の中に残り、ゲップなどによって逆流して、口臭を発生させてしまいます。

消化器官で吸収されたあとも、血中に溶け込んだニオイ成分が体じゅうをめぐり、体の表面から漂ってしまう場合もあります」

 

このように、ニオイ成分が体内に蓄積した場合は、リンゴを食べる、牛乳を飲む、グレープフルーツやスポーツドリンクなど吸収されやすいものを多く摂る、お風呂に入って体内の成分を早めに出す……といった対策が知られている。

 

もっとも、どんな手を使っても、即、口臭をゼロにするのは不可能だ。

ただし、消臭効果のあるガム、フラボノイド、酢などを口に入れて、ほかの匂いでごまかすという手はある。

 

プーンと漂う足のニオイ

「足を清潔に保つことがいちばん靴下は吸湿性の高いものを毎日履き替えるようにして、細菌や真菌等が繁殖しやすい高温多湿状態をつくらないよう注意しましょう。

靴は、甲が圧迫されず、つま先に適度なゆとりのある、通気性のよい天然素材のものにします。

同じ靴を履く時間をなるべく短くし、履かないあいだによく乾燥させることが大切。

また、中が蒸れてしまったら靴を脱いで、空気の入れ替えをする仕事場等でサンダルに履き替える。毎日同じ靴を履かない。

靴を低温で乾燥しやすい場所に置いて、靴用脱臭剤や吸湿剤を使用する……といった、こまめな工夫も大切です」

汗ばむ季節に気になるワキガ

ワキの下専用の汗パットをつける、外出前に制汗剤やデオドラント剤をつける、汗をかいたらすばやくぬぐうという、3段階の対策をしましょう。ワキガ体質の方には、リンゴ湿布をおすすめします」

リンゴ湿布のつくり方は簡単リンゴー個をすりおろして軽くガーゼで絞り、その絞りカスを布に包んでワキの下に当てるだけリンゴは空気に触れると酸化しやすいので、必要な分だけその都度すりおろすようにするとよい。

どうやら、足もワキも、汗のニオイが元凶らしい。
どうせなら、汗自体のニオイを抑えられないだろうか?

山芋、里芋、オクラ、納豆など粘りのある食品には、汗腺機能を高め、汗をニオイにくくする働きがあります。

豆乳は汗腺機能を調節してベタベタ汗の分泌を抑え、メカブは腸内で発生したニオイ物質を吸着して体外に排出してくれます。

いっぽう、脂肪を多く含む肉や乳製品、動物性タンパク質の摂取は、皮脂や汗の有機物の分泌を抑えてニオイを強くしてしまうので、なるべく控えめにしてください」

動物性タンパク質や脂質(肉、バター、チーズなど)の摂取を控えめにすることで、汗だけでなく、排泄物のニオイも控えめになるそうだ。

「便臭やオナラ臭は、腸内悪玉菌がつくり出した腐敗臭がおもな原因便秘などで便が腸内に長くとどまっていると、必要以上に発酵が進んで排泄物が臭くなります」

腸内善玉菌の代表はビフィズス菌だが、現代人は善玉菌と悪玉菌の共生環境が崩れがちである。

腸内細菌のバランスが悪く、しかも動物性タンパクを多く摂っていると、オナラや便が臭くなってしまうしかし、バランスを整えてやることで、さわやかな(?)オナラや便にすることができるのだ。

「腸の中に住みついている善玉菌を元気に育てるために、大豆、ゴボウ、アスパラガス、玉ネギ、蜂蜜など、オリゴ糖をたくさん含む食品を積極的に食べましょう。

さらに腸の中の悪玉菌を追い出すためには、豆類、コンニャク、海草などの食物繊維を多く含む食品をたくさん食べるのが有効腸内環境を整えることで、体臭改善にもつながります」

 

健康上の心配

「代謝異常や細菌感染の中には、ニオイが診断の有用な手がかりとなるものが少なくありません。

無理なダイエットや糖尿の人は特有のニオイがしますし、虫歯、歯槽膿漏、水虫、あるいはその他の細菌感染によって発生するニオイも病気のサインです。

また、肝機能障害や先天的な代謝異常でも、特有のニオイがすることがあります」

なるほど、臭いと鼻をしかめるだけでは済まされないこともあるようだ。

ただし、自分のニオイを気にしすぎてしまうのも考えもの

「強迫観念に取りつかれている人は、いろんなものを『汚い』と感じる意識がひじょうに強いし、パラノイア妄想がある人は自分の臓器が腐っているという妄想を抱いたりもします。

こうした精神的な障害が引き金になって、自分を臭いと思い込んでしまうケースは少なくありません。

統合失調症などの重症の精神障害によっても起こる場合がありますから、自分のニオイが気になり過ぎるという人は、専門医の診察が必要です」

体臭恐怖症をわずらうと、ニオイだけでなく、他人の自分に対する評価に恐怖や孤独を感じつづけてしまう。

正常な感覚を大げさに心配しすぎる傾向のある人が、この症状になりやすいそうだ自分のニオイを気にするのもホドホドに。

 


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