村上雅彦の「食道がん内視鏡手術」を受けられる病院。プロフィール、経歴、チーム村上の熱い思い。

食道がんの手術はがんの手術の中でも、最も大がかりなもののひとつとして知られています。

体にかかる負担も大きく、手術死も少なくありませんでした。

そこで、内視鏡外科手術(胸腔鏡・腹腔鏡手術)によって、体の負担を大幅に軽減し、合併症の減少に成功した名医がいます。

 

村上 雅彦(むらかみ まさひこ)

出典:www.showa-u.ac.jp
出身大学 昭和大学医学部卒業
専門領域 上部消化管の外科、胸腔鏡手術、腹腔鏡手術
趣味 車・旅行
職名 昭和大学 消化器・一般外科学教室教授
昭和大学病院 副院長

昭和大学病院 消化器・一般外科医の村上雅彦先生は、鏡視下食道がん手術の名医です。

「食道がん手術の難易度の高さと精密さ。

この高難度の手術を何とか自分でやってみたい。

外科医としての面白さに惹かれて、この道を目指しました」

 

それからわずか1年の1996年、第1症例目の鏡視下食道がん手術を成功させ、今日まで500症例を超えています。

これは、国内で3本の指に入るほどの症例数になります。

 

内視鏡による食道がん手術(胸腔鏡・腹腔鏡手術)のメリット

従来型の食道がんの手術は、手技は確立されているとはいえ、消化管手術の中で最も患者への侵襲度が高いこともあり、その難易度は高かったのです。

さらに、手術後は呼吸器系・循環器系の術後合併症に注意が必要なことに加え、縫合不全や創感染といった感染症にも気を配る必要があります。

そこで、それらを改善するために村上先生が考案した鏡視下食道がん手術のメリットは

何より患者さんの負担が少ないこと。

従来のように胸やお腹を大きく開けることなく、数か所に穴を開けるだけで済むので、術後の痛みが極端に減少し、手術が終わると同時に自発呼吸が楽にできます。

さらに

手術時間が短くなる。

出血量が少なくなる。

合併症を起こしにくくなる。
・術中合併症: 導入早期に気胸が2%、血管損傷が1%。
・術後合併症: 縫合不全5%、嗄声5%、肺炎2%

 

チューブ類を早く抜管できる

従来型の食道癌の手術は、胸・腹・首の3箇所を同時に手術するため、体にかかる負担は極めて高い手術でした。

最も重要なポイントは、抵抗力が弱った状態で起こってくる感染症との闘いです。

肺炎・敗血症などの予防のためには、体の中に少しでも 感染源となるような人工物(チューブ・カテーテル等)を留置しないことです。

そのため、各種チューブ類を出来るだけ少なくし、挿入したものも早期に抜去することのメリットは大きいのです。

 

早期に食事を再開できる

早期に免疫力を上げるためには、早期に食事を開始して栄養をしっかりと採ることも、合併症の減少につながります。

これにより縫合不全率は、従来型の手術に比べ、格段に減少しています。

 

術後経過の比較

胸開・開腹手術(従来の方法) 胸腔鏡下手術(内視鏡)
翌日~5日間まで呼吸器管理 当日に呼吸器抜管
7日~10日目より経口開始 翌日より水分開始
3日目より食事を開始
5日目位より歩行開始
7日間はICU
翌日昼にはICU~自室へ
歩行も開始
5日目くらいに
胸腔ドレーン抜去
4~5日目に胸腔ドレーン抜去
但しサイズは細く袋は小さい
3~4週間程で退院 8日~14日間で退院

チーム村上の力

食道がん治療の先端を走る村上は、自身の技を究める一方で、チームの一体感を何より大切にする。

「外科医は一人では何もできません」

外科手術の現場では、執刀医だけでなく、手術室にいるすべての医療スタッフが高い水準であることが何よりも手術の成功率を上げるポイントである。

村上は普段からチーム力を高めることに心血を注ぐ。

朝のカンファレンスには教室員全員が出席し、患者さんの情報を共有する。

「○○先生の患者さん」という意識を変えさせた。仕事も教室員に任せられるものはどんどん任せるようにした。

こうした一体感は患者さんにも大きな安心となっている。

誰が一番ではなく、誰の患者でもない。全員で患者さんの治療にあたること。

患者さんへの説明はある人が担当して、手術はまた別の人が担当する。

そうすることで、患者さんは

『ここの病院はみんなで私を診てくれた』

と感謝の言葉を伝えてくれるそうです。

「確かにキツイ部分もあります。手術ひとつとってみても、食道がんの場合、6、7時間に及ぶケースも少なくない。

だけど手術が終わって、患者さんに『ありがとう』と言われると、それだけで、大きなやりがいを得られるものです」

 

村上正彦先生の手術を受けられる病院

昭和大学病院

〒142-8666 東京都品川区旗の台1-5-8

初診受付時間 月曜~土曜 8:00~11:00
休診日 日曜日、祝日、11月15日、年末年始
電話 03-3784-8775(直通)
月曜~土曜 8:30~17:00
予約 医療連携室 03-3784-8400

※紹介状をお持ちでない場合でも診察を受けることができます。

但し、別途「選定療養費」として5,400円(税込み)が必要になります。

 

昭和大学医学部 消化器・一般外科教室

昭和大学病院

 

食道ガンの症状

食道ガンは、自覚症状が表れにくく、したがって発見しにくい癌の代表です。

癌治療の原則は早期発見、早期治療。

次のような症状があったら、念のため専門医の診察を受けてください。

食道がしみるような感覚

食べ物を飲み込んだときに胸の奥がチクチク痛んだり、熱いものを飲み込んだときにしみるように感じる。ただし、癌が大きくなるとこの感覚がなくなってくるので放置してしまいがちです。

 

食物がつかえるような感覚

食道の内側が狭くなり、食べ物がつかえるような感覚になります。特に、よくかまずに食べたときに突然感じることが多い症状です。

ガン大きくなると、食道をふさいで水も通らなくなり、唾液も飲み込めずにもどすようになります。

 

体重減少

進行したガンでよくみられる症状ですが、食べ物がつかえると食事量が減り、低栄養となり体重が減少します。3ヵ月間に5~6kgの体重が減少したら、注意してください。

 

胸痛・背部痛

がんが食道の壁を貫いて外に出て、周りの肺や背骨、大動脈を圧迫するようになると、胸の奥や背中に痛みを感じるようになります。これらの症状は、肺や心臓などの病気でもみられますが、肺や心臓の検査だけでなく、食道も検査してもらうよう医師に相談してください。

 

咳(せき)

食道ガンが進行して気管、気管支、肺へ及ぶと、むせるような咳が出たり、血の混じったタンが出たりするようになります。

 

声のかすれ

食道のすぐ脇に声を調節している神経があり、これががんで壊されると声がかすれます。

異変を感じて耳鼻咽喉科を受診する場合が多いのですが、喉頭そのものには腫瘍や炎症はないとして見すごされることもあります。

 

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