脂肪サビを落とす方法。がん発生のリスクを減らせ!【大和真由美】ビタミンEが鍵

「脂肪サビ」をご存知でしょうか?

サビといっても、もちろん脂肪は金属ではないので錆びることはありません。

金属の錆は、金属の表面が酸化する(酸素と結びつく)ことで錆が発生しますが、それと同じよう、体内の脂肪が酸化することを「脂肪サビ」と呼んでいます。

脂肪サビとは

脂肪サビとは、言ってみれば、古くなった油のような状態になると考えるとわかりやすいです。

「脂肪」と聞くと「私はやせているから大丈夫」と思いがちですが、脂肪サビについてはやせているから大丈夫ということはありません。

「脂肪サビ」の原因は加齢によって衰えた細胞から発生する老廃物の蓄積です。

この老廃物が多いほど、脂肪を酸化させる。つまり、大量の脂肪を錆びさせることになります。

では、「脂肪サビ」が多くなると体にどのような変化が起こるのでしょうか?

 

加齢臭

脂肪サビによって加齢臭が発生します。

体臭は通常は、汗と皮膚表面の雑菌が原因で、汗腺から発生します。

しかし、加齢臭は「ノネナール」という物質が原因で、皮脂腺という場所から発生します。

その加齢臭の原因となる「ノネナール」は、皮脂腺で脂肪酸が酸化することから発生します。

引用:mushuu.jp

つまり体の中の脂肪分が、皮膚の表面からにじみ出て、酸化することで「脂肪サビ」となりニオイが発生すると言えます。

簡単に言えば

「体に貯め込まれた脂肪分が、毛穴の中から出てきて、酸素に触れてさび付く」

これが加齢臭の原因です。

脂肪サビ発生の確認

脂肪サビによる臭いには次のような特徴があります。

 

  • 古い油の酸化したようなニオイ
  • 古い押入れやタンスのホコリっぽいようなニオイ

とはいえ、自分ではなかなかわかりにくいものです。

寝起きの枕の首元が接しているあたりを誰かに嗅いでもらい、このようなニオイがしたら脂肪サビの可能性があります。

誰に嗅いでもらうって。。。。ご家族しかいないですよね。

家族以外でもそういう人がいたら、それはそれで問題かも。

 

がん発生のリスクを高める

加齢臭は避けたいですが、「仕方ない」とあきらめてしまうこともできます。

しかし、「脂肪サビ」の恐ろしさはそれだけではなく、体の老化を進め動脈硬化、認知症などの原因となり、がん発生のリスクを高めることがわかっています。

 

これは、活性酸素が関係していると言われています。

活性酸素とは体内で発生し、体内に侵入した細菌などを撃退する働きがあります。

しかし、この活性酸素が増えすぎると、老化や生活習慣病、がんなどにつながります。

人間の体は、加齢と共に酸化反応が起こりやすくなってきます。

若いときは、活性酸素が過度に発生するのを自然に抑えるのですが、この働きが年齢と共に弱くなり、過度な活性酸素が発生するようになってきます。

その結果、ガンなどの発生リスクが高まるのです。

 

「脂肪サビ」の研究

「脂肪サビ」を研究されている先生が「世界一受けたい授業」に出演していました。

九州大学
大和 真由実(やまと まゆみ)准教授

引用:facebook.com

大和真由実プロフィール

出身地 福岡県福岡市
高校 福岡県立京都高校
出身校 九州大学薬学研究院
前職 山之内製薬株式会社

先端融合医療レドックスナビ研究拠点の点長補佐の肩書も持っています。

 

レドックスとは?

酸化還元反応(さんかかんげんはんのう)とは化学反応のうち、反応物から生成物が生ずる過程において、原子やイオンあるいは化合物間で電子の授受がある反応のことである。英語表記の Reduction / Oxidation から、レドックス (Redox) というかばん語も一般的に使われている。
(引用:wikipedia)

 

「脂肪サビ」を落とす方法

脂肪サビの発生を抑えるためには、「いかにして酸化反応を抑えるか」が重要になります。

具体的には

 

  • 酸化反応を抑える成分や食材を口から摂取すること

 

  • 有酸素運動により酸化自体を予防すること

  

  • タバコやアルコール、ストレスなど、酸化を引き起こすことを避けること

 

 

ここでは、脂肪サビを落とす方法を栄養面から考えます。

 

ビタミンEの摂取で加齢臭が減少

一般の夫婦にビタミンE・18mgを5日間摂取してもらい、臭気計で枕の加齢臭を測定した実験結果

夫・・・ビタミンE摂取前のニオイの強さ286から摂取後は226に減少

妻・・・273から230に減少

加齢で衰えた細胞から発生する老廃物が脂肪を錆びさせるが、ビタミンEにはこの老廃物を分解除去する効果があることがわかりました。

 

ビタミンEが豊富な食材

  • イクラ・たらこなどの魚卵
  • ウナギ・鯛・ハマチ

野菜

  • カボチャ・赤ピーマン・さつまいも

果物

  • マンゴー・キウイ・アボカド

ナッツ類

  • アーモンド・落花生・松の実

オイル

  • オリーブオイルなどのオレイン酸が含まれる油
  • エゴマ油などのリノレン酸が含まれている油

ビタミンEは、1日にどれくらい必要なの?

脂肪サビを落とすために必要なビタミンEの量は、1日25ミリグラム以上だそうです。

これだけだとわかりませんが、日本人の平均摂取量は6.4ミリグラムだそうです。

つなり、平均的な所持の4倍が必要ということになります。

まさか、食事の量を4倍にするわけにはいかないし、そんなことをしたら別の問題が出てきますよね。

そこでレシピを工夫する必要が出てきます。

脂肪サビを落とすレシピとして、次のレシピが紹介されていますので参考にしてください。

アボカドフローズン

サツマイモキャラメル

カボチャチョコ

 

ビタミンEが多い食材

ビタミンE(α-トコフェロール)を多く含む食品・食材一覧

食品 含有量(mg/可食部100g)
ひまわり油 38.7
アーモンド 31
唐辛子 29.8
小麦胚芽 28.3
抹茶 28.1
サフラワー油 27.1
米ぬか油 25.5
あゆ 23.5
(養殖もの、部位:内臓、状態:焼き)
ヘーゼルナッツ 17.8
(状態:揚げ、味付けされたもの)
とうもろこし油 17.1
なたね油 15.2
ソフトタイプマーガリン 15.1
マヨネーズ(全卵型) 14.7
すじこ(しろさけ) 10.6

※日本食品標準成分表2010より

この中で考えると、抹茶なら日常的に水分補給時に摂取していけそうですね。

あとは、よく言われることですが、使う油をビタミンEが多い油で調理することを心がけるといいと思います。

アーモンドナッツは大好きなので、少し買いだめしておこうかな?

いずれにしてもバランスよく摂取することを意識しましょう。


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